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認定企業の取り組み発表 革新的ベンチャービジネスプランコンテストいしかわ

掲載号 vol.91
記事内容

平成19年に初開催した「革新的ベンチャービジネスプランコンテストいしかわ」は今回で10回目を迎え、これまでに数多くのビジネスが創出されてきた。その中から平成22年に優秀起業家賞を受賞した心結の越田晴香社長が取り組みの現況を発表した。その内容をダイジェストで紹介する。

 

越田 晴香 (株)心結代表取締役 写真

まずやってみる!

夢を描き、歩み続ける日々
~金沢=着物=笑顔が生まれる~


越田 晴香 (株)心結(ここゆい)代表取締役

 

 

まず事業化の一歩を踏み出し、

学びながら進んでいけばいい

 

店舗がなく車に着物を積んで創業

 当社は着物のレンタル事業を手がけています。県外や海外から金沢へ来る観光客にはカジュアルな着物、県内の方には七五三のお参りや結婚式で着るフォーマルな着物をレンタルしています。他店と差別化するため、着付けや美容師によるヘアセットとメイク、カメラマンによる撮影といったサービスを提供するほか、観光客向けには日本舞踊や琴、香道など金沢らしい和文化体験も取り入れています。
 私が起業を目指す皆さんに伝えたいのは、あなたが社会に必要だと思う事業は絶対にニーズがある、そしてまずは事業を始め、学びながら進んでいく道もあるということです。
 事業を始めたのは平成22年、私が23歳のときでした。振り返ると、「着物のレンタルを通して金沢の街を明るくしたい」という情熱があっただけで、本当にゼロからのスタートでした。着物は最初、母や祖母のタンスに眠っている着物を活用しました。店舗がないので、車に着物を積んでお客様の家まで行きました。固定電話が引けませんので、広告には携帯電話の番号を掲載してもらいました。
 商品撮影では、友人や知人が喜んでモデルを引き受けてくれました。この写真を使ってホームページを作成したところ、一気に全国からお客さんが来てくれるようになりました。ちなみに、このホームページはISICOの活性化ファンド事業の応援で作ることができました。
 日本舞踊をしていて着物が好きでこの事業を思いついたのですが、着付けがうまかったわけではありません。着付け教室にも通いましたが、何より勉強になったのは、創業してからさまざまな体形のお客様に着付けすることでした。どうしたら着崩れしないのか、着崩れした方とそうでない方の違いを検証し、補正の仕方や帯の結び方などを工夫するようにしています。

 

許認可を得ず始めたサービスも
 事業で何より大切にしているのがお客様の要望を取り入れたサービスプラン作りです。しかし、そのためには許認可が必要なことがあって驚きました。例えば、夜、着物を着たままご飯に行きたいというニーズに応えるため、ホテルのフロントで着物を返却できるサービスを始めました。お客様の荷物は私たちが預かり、ホテルに届けます。大変好評を得ていますが、これには陸運局で軽貨物運送の許可を得る必要がありました。私は許認可が必要だとは知らず、サービスを始めていましたが、必ず周りの人がヒントをくれて、その都度、一生懸命に対応し解決してきました。
 創業時、30着程度だった着物は今では1,000着になり、1人で始めた事業も、同じ志で活動をする16名の女性たちが仲間になってくれました。北陸新幹線開業後は関東からのお客様が爆発的に増え、当初は年間100名程度だったお客様が、今では5,000名以上になりました。今年8月には株式会社として法人化し、新たな一歩を踏み出しました。これからも自分自身が間違っていないと思うやり方で、お客様の声に応えながら、地道に頑張っていこうと思っています。

関連URL http://www.isico.or.jp/isico/i-maga/isico_v91
備考 情報誌「ISICO」vol.91より抜粋
添付ファイル
企業名 株式会社 心結
事業内容 着物レンタルショップ
創業・設立 設立  
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