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【巻頭特集】「かがやき屋本店」がオープン2周年! アドバイザーの協力得て大手百貨店などに販路を拡大

掲載号 vol.93
記事内容

県内企業が新開発した商品の販売促進や改良をアシスト

かがやき屋本店の店内の様子 写真

ISICOが香林坊大和(金沢市)の地下1階食品売り場で運営する「石川のこだわりショップ かがやき屋本店」は、3月4日でオープンから2 周年を迎えました。かがやき屋本店は、県内企業のアンテナショップとして「新商品をPRし、販促につなげる」「消費者のつぶやきや評価を商品の改良に生かしてもらう」「百貨店等のバイヤーとマッチングを図る」といった役割を担っています。今回の巻頭特集ではかがやき屋を活用し、販路の拡大や商品の改良に取り組み、成果を挙げている3社を紹介します。

 

こだわりを直接伝える好機
厳選した原材料を使って手作りした「鈴玉」と「茶玉」 写真 菓子工房よどがわは、小松市郊外の住宅街にある隠れ家のような店である。看板商品の「鈴玉」はさくっと軽い食感で、口の中ですっと溶け、和三盆糖の上品な甘さが広がるメレンゲ菓子だ。煎茶の入ったクッキーに、加賀棒茶や抹茶、和三盆糖、ココアの粉末をまぶした「茶玉」も人気が高い。これら焼き菓子のほか、ロールケーキやタルトなど生菓子も製造、販売している。

 自店に加え、小松空港内の「空の駅こまつ」など、数店舗に卸しているが、中でも有力な販路となっているのがかがやき屋本店だ。当初は店頭での試食販売にも取り組み、認知度向上に努めた。
 「店頭に立っていると価格が高いという声もよく聞きます。でも、そんなときこそチャンスととらえ、菓子づくりにかける思いを説明しました」と話すのは、淀川栄美子代表の夫で営業を担当する裕可(ゆたか)さんだ。

 実際、よどがわの鈴玉は10個入り400円(税込)と決して安くはない価格である。しかし、それは北海道産の甜菜(てんさい)糖や化学合成飼料などを餌としていない牛から搾った牛乳、清潔な農場で育った健康な親鳥が産んだ卵、「竹糖」と呼ばれる貴重なサトウキビから作った和三盆糖など、おいしさはもちろん、安全・安心にこだわった原材料を妥協せず、使っているからだ。健康に配慮し、化学合成した添加物も一切使わない。こうした情報を消費者に直接伝えることで、店の姿勢が深く理解され、ファン作りにつながった。

 

賞味期限を倍に延長
 また、ISICOのアドバイザーから「鈴玉や茶玉は賞味期限を伸ばすことができれば、さらに流通させやすくなり、販路を広げることができる」と助言を受け、取り組みに着手。熱を利用して袋の口を閉じるシーラーをより高性能のタイプに新調して密閉性を高めたほか、検査機関でにおいや風味の劣化、微生物の増殖などについて試験を重ね、鈴玉は60日、茶玉は40日と従来の倍に延長した。
実家である丸八製茶場(加賀市)の茶房で提供するために菓子作りを始めた淀川栄美子代表 写真 その後、ISICOのアドバイザーの橋渡しで、大手百貨店やこだわり商品を扱うスーパー、全国からおいしい商品だけを集める食のセレクトショップへと販路を広げた。さらに、三越や家庭画報、婦人画報の通販用カタログにも掲載された。
 販路拡大に合わせ、創業以来、着実に売り上げを伸ばしている。小売店からの注文の増加に対応するため、大型のオーブンを導入したり、袋詰め作業を外注化したりするなどして、生産体制を整えてきた。
 「かがやき屋本店での情報発信にもっと力を入れ、小松の店舗に足を運んでもらえるようにしたい」と話す淀川代表。焼き菓子をきっかけに、今後は自信作のロールケーキをはじめ、生菓子の販促にも力を入れる考えだ。

関連URL http://www.isico.or.jp/isico/i-maga/isico_v93
備考 情報誌「ISICO」vol.93より抜粋
添付ファイル
企業名 菓子工房よどがわ
事業内容 菓子の製造販売
創業・設立 創業  平成24年12月
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