いしかわサイエンスパーク

新着情報

ファブラボセミナー(11月30日)開催のお知らせ

欲しいものは作る時代に。
ものづくり工房FabLabって何?

知識と技術が集まる「場」の提供とその教育的役割

3Dプリンターに代表される新しいものづくり。世界的に広まる「ものづくり工房FABLAB(ファブラボ)」って何? 日本での先駆者である慶應義塾大学の田中教授とファブラボ鎌倉の渡辺ゆうかさんをお招きしその最新動向を探る。
Fablab施設の概要からその必要性、そして今後の可能性について、教育的役割にスポットを当て考えるセミナーを開催します。

日 時:平成29年11月30日(木) 13時30分~17時00分
場 所:北陸先端科学技術大学院大学(JAIST) 知識科学研究棟 2階中講義室
参加費:無料
定 員:50名程度(企業及び一般向け)

◎講演 13:30~15:40

セッション1)「ものづくりの新潮流、デジタルファブリケーションとは?」
講師:慶應義塾大学 環境情報学部 教授 田中浩也 氏

1975年札幌市生まれ。東京大学にて工学博士。2005年慶應義塾大学環境情報学部(SFC)専任講師。2016年より同教授。市民包摂型ものづくり施設「ファブラボ」の日本における発起人として2011年に「ファブラボ鎌倉」を設立。デジタル・ファブリケーションの可能性を「技術」と「社会」の両面から研究・実践している。第9回世界ファブラボ会議(横浜)実行委員長(2013)、経済産業省「フロンティアメイカーズ育成事業」プロジェクトマネージャ(2014)、総務省「ファブ社会の基盤設計に関する検討会」座長(2015)。2015年より文部科学省COI「感性とデジタル製造を直結し、生活者の創造性を拡張するファブ地球社会創造拠点」慶應グループ研究リーダー。

セッション2)「ローカル x ファブラボ : ファブラボ鎌倉の実践と未来」

講師:ファブラボ鎌倉 代表 / 一般社団法人 国際STEM学習協会
代表理事 渡辺ゆうか 氏

摩美術大学環境デザイン学科卒業後、都市計画、デザイン事務所を経て、2010年ファブラボジャパンに参加。2011年5月東アジア初のファブラボのひとつである、ファブラボ鎌倉を慶応義塾大学 田中浩也教授と共同設立し、現在代表をつとめる。2015年12月慶応大学、スタンフォード大学と連携し「つくる」ことで分野横断的に学ぶ新しい教育のあり方を提示するため、アジア初のFabLearn Asia国際会議を開催。21世紀型の創造的学習環境を国内外の教育関係者とともに活動を展開している。共著『実践Fabプロジェクトノート』『FABに何が可能か』などがある。

◎トークセッション 15:50~16:50

演 題:「石川FabLabの実現に向けて」
JAIST・Fabの活用と石川でのFabLab実現に向けての可能性を探る。
ファシリテーター:C8LINK 代表取締役 竹田 太志 氏

1)Fab施設ってほんとうに必要なのか?
 →すごいことやってるのはわかったけど、本当の本当に必要か?                  

2)地方とfabの付き合い方(地方で盛り上げる意義。)
 →世界や首都圏だけの話ではないのか? 
                                  
3)事業としてのFabと社会貢献としてのfab(Fab施設に求める本当の価値。)
 →大手企業と学官がやるべきで、事業として成立するのか、儲かるのか?        

4)機材の進歩とデータ制作の進歩(Fabと向き合うきっかけ作り。)
 →機材は日進月歩、データ制作は難しい。この解決案、妥協ラインは?         

5)fabによるユートピアとディストピア(Fab・lifeの先にあるもの)
 →今後Fabと結びついた社会をどう言うふうにしていきたいか? 

主催:(公財)石川県産業創出支援機構 / 共催:国立大学法人北陸先端技術大学院大学(JAIST)  永井研究室

go top