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カブトムシ飼育用のオガ粉が事業の柱に ホイールローダ導入で作業効率を向上

印刷ページ表示 更新日:2012年1月16日更新

■From USERS 設備貸与・資金貸付制度の利用者に聞く

キノコに応じて製造
キノコの栽培に使われたオガ粉を昆虫飼育用にリサイクルした製品 写真 大宗は、キノコ栽培などに用いられるオガ粉の製造で業績を伸ばしている。オガ粉とは、木材を細かく粉砕したも

の。これにフスマ米ぬかなどを混ぜて固めると、キノコを育てるための培地となる。
 創業当初は、キノコ栽培からスタートしたというだけあって、生産農家からの細かなオーダーに的確に応じられる点が強みとなっている。一口にオガ粉と言っても、シイタケやマイタケ、ナメコなどキノコの種類によって、培地として最適な樹種や木片の細かさは違ってくる。同社では、キノコ生産で培ってきたノウハウを生かし、木材の種類については6~7種類、大きさについては1?10ミリ角の条件に対応し、栽培するキノコに適したオガ粉を提供している。

 

昆虫ブームで売上増
 キノコ栽培用オガ粉と並んで同社の事業の柱となっているのが、カブトムシやクワガタの飼育材として使用されるオガ粉である。
 これは、キノコ生産農家から回収した使用済みのオガ粉を発酵、乾燥させ、リサイクルしたものだ。特にここ数年は、空前の昆虫ブームとあって、売り上げは右肩上がり。同社の売り上げの約40%を占めるまでになっている。
 キノコ栽培用と昆虫飼育用の両方をリンクさせて事業化している企業は全国的にも少なく、資源を有効活用した優れたビジネスモデルと言えるだろう。

 

ISICOの制度を利用し設備を購入
 同社がISICOの「設備資金貸付」を利用したのは平成15年4月のことだ。これは、設備投資に必要な資金の1/2までを長期、無利子で貸し付ける制度である。同社では、この制度を利用してホイールローダを購入した。
渡辺社長 写真 もともと小型のホイールローダを所有していたが、導入によって事業を拡大すると同時に作業効率が大幅にアップした。同社の渡辺宗三郎社長は「オガ粉の運搬・積み込み作業のほか、発酵を促すための撹拌作業などで活躍してくれて本当に助かってます」と喜んでいる。
 このほか、今年3月には、自動的に撹拌して発酵、乾燥させる装置(サークルコンポ)を新たに導入。昆虫用資材の受注がピークを迎える夏に向けて増産体制を整える。

企業情報

企業名 有限会社 大宗
創業・設立 設立 昭和41年4月
事業内容 各種オガ粉製造販売

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備考 情報誌「ISICO」vol.27より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.27


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