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「新・ダイバーシティ経営企業100選」で経済産業大臣表彰
本誌86号(平成28年2月発行)の巻頭特集「中小企業の人材確保・定着へ成功のヒントを探る」で紹介した共和電機工業(株)(金沢市)が、平成27年度「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選出され、経済産業大臣表彰を受けました。
この表彰は、ダイバーシティ経営に取り組み、それを具体的な成果として結実させた企業を経済産業省が選定するもので、平成24年度から毎年実施されています。
ダイバーシティ経営とは、経営戦略の一環として、社内の多様な人材(性別、年齢、国籍、障がいの有無、キャリアや働き方などの多様性を含む)に対し、能力を最大限発揮できる機会を提供することで、価値創造につなげようとする考え方です。
同社では、女性社員の活躍を支えるため、最大3年までの育休取得に加え、育休復帰後、子どもが小学校3年を終了するまで短時間勤務制度を利用可能にしたほか、「まごサポ制度」※を実施しました。また、障がい者雇用の面では、指導者側が指導方法や意思疎通の仕方を、日々知恵を出し工夫しながら新たな改善を行うことにより、障がい者雇用率4.5%(法定雇用率2.0%)を達成するとともに、生産効率を5年間で2倍にしました。
同社の取り組みを牽引した杉村昌則総務部長は、「少子化が進む中で人事は社員一人ひとりの力を引き出すためクリエイティブに思考していく必要がある。これから石川県のみならず、全国のオピニオンリーダーになれるように努力していきたい」と抱負を述べました。
※社員の子どもが出産した際、孫や出産した子どもをサポートするために利用できる短時間勤務制度
「小さな会社が消耗戦を抜け出すための『動的コマース』2016」
ISICOは3月8日、県地場産業振興センターコンベンションホールで、「小さな会社が消耗戦を抜け出すための『動的コマース』2016」というテーマでセミナーを開催しました。講師は、楽天(株)楽天大学学長であり、仲山考材(株)代表取締役の仲山進也氏が務めました。
セミナーでは、楽天出店店舗の成功事例を交えてネットショップ成功のためのポイントを紹介したほか、ISICOホームページドクターである西田上氏との対談の中では受講者の質問や悩みに答え、70名の受講者が熱心に耳を傾けました。
企業名 | 公益財団法人 石川県産業創出支援機構 |
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創業・設立 | 設立 1999年4月1日 |
事業内容 | 新産業創出のための総合的支援、産学・産業間のコーディネート機関 |
関連URL | 関連URLを開く |
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備考 | 情報誌「ISICO」vol.87より抜粋 |
添付ファイル | |
掲載号 | vol.87 |