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3つのサービスを打ち出し、店舗誘導型のサイトを構築 ~(株)大杉屋

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サイトにかける情熱 Passion to a site 

ISICOではインターネットによる販路開拓をサポートしています。支援先の中から、熱い思いを胸にサイトの改善に挑む、意欲的な取り組みを紹介します。

[ 大杉屋ふとん店 ]

http://www.oosugiya.jp

羽毛布団のリフォームが約4倍に

大杉屋ふとん店ホームページのイメージ画像 創業から116年を数える老舗、大杉屋布団店では昨年5月にホームページをリニューアルし、店舗への誘客に役立てている。
 ホームページでは、羽毛布団の中にある傷んだ羽毛と新たな羽毛を取り替えて仕立て直す「リフォーム」、布団を丸洗いする「クリーニング」、綿布団の「打ち直し」という3 つのサービスを打ち出した。
 その効果はてきめんで、5月と12月のホームページの月間閲覧者数を比較すると、535人から1,311人へと急増。店主の能登達朗さんは「布団を持ち込んだり、引き取りに来たりする客も増え、店に活気が出た」と笑顔を見せる。実際、リフォームなどの注文数は平成26年に比べ、約4倍に増えた。
 布団店にとって閑散期に当たる春から夏に新たな収入源を確保することができ、経営基盤の強化につながった。

相乗効果を狙って、チラシを配布

 同店では関連会社((株)ふとん屋.com)を設立して寝具をネット販売し、好評を得てきたが、数年前から鳥インフルエンザや円安の影響を受け、主力の羽毛布団の価格が高騰し、売り上げが伸び悩んだ。そこで、母体である実店舗の売上アップに向け、ISICOの専門家派遣制度を利用してホームページのリニューアルに着手した。
 当初は寝具の販売機能を盛り込む構想もあったが、「情報を整理してみせることが大切」という専門家のアドバイスを受け、3つのサービスを柱とした店舗誘導型に特化。ウェブ作成を担当する荒巻明宏さんが「来店前に利用者が抱く疑問に、サイト上でしっかりと答えられるよう配慮した」と話すように、写真や丁寧な説明文でサービス内容がよく分かるよう工夫した。
 リニューアル時期を5月にしたのは、冬に使った布団を片付けるタイミングに合わせたからだ。さらに、5月~ 7月には小松市、能美市、加賀市に3つのサービスを紹介するチラシを5万枚配布。半年間かけてホームページのリニューアルに取り組んだ能登達朗さん(左)と荒巻明宏さん 写真チラシを見た人が、さらに詳しい情報をホームページで確認して来店するなど、相乗効果を発揮している。
 今後は、情報の充実、スマホやタブレット端末への対応を進めるほか、白山市にもちらしを配布し、商圏拡大を狙う。
 一方で、陳列している商品すべてを試すことのできる体験型の店づくりを進めるなど、ホームページをきっかけに来店した客に購入を促す取り組みにも余念がない。

ホームページドクター 北村氏

■ ホームページドクターからのメッセージ
北村 錬充(れんみつ)さん (株)LATERAL(ラテラル)代表取締役

サイトリニューアルにあたり、通販とは違ったサービス内容の再確認とお店のコンセプト作りを中心に、他業種のサービスサイトをベンチマークし、自分たちが利用者視点に立って気付くポイントを今回のサービスに置き換えてもらいました。WEB のお客様が他店と比較する際には、実際にその仕事ぶりが一番の訴求点になりますので、今後はクリーニングの事例が増えてくると良いですね。

企業情報

企業名 株式会社 大杉屋
創業・設立 創業 明治33年
事業内容 寝具販売、羽毛布団リフォーム、布団クリーニング、布団打ち直し

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備考 情報誌「ISICO」vol.86より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.86


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