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専門家のアドバイス受け、ISO9001を6カ月で取得 ~(株)シノハラ

印刷用ページを表示する更新日:2016年1月8日更新

From USERs
各種支援制度の利用者に聞く
ISICOでは、企業の成長をサポートするためさまざまな支援制度を用意しています。
制度を利用して事業の拡大に成功した企業の取り組みを紹介します。

 

難削材の加工でも不良率をほぼゼロに

シノハラの主力設備のひとつであるマシニングセンタ 写真 シノハラが現在、主力としているのは発電機用タービン・ブレードの加工である。能美市にあるハウメット・ジャパン(株)が精密冷間鍛造で作ったブレードを切削加工によって、滑らかに仕上げるのがシノハラの仕事だ。

 2,000℃近くになる環境で使われるブレードは、硬く、熱に強い超耐熱鋼で作られており、切削加工が難しい。そのため、従来は電極を当てて表面を除去する放電加工を施した後、人の手で研磨していたが、時間がかかり、コストも高いという問題があった。相談を受けたシノハラでは切削条件を何度も見直したほか、篠原博社長自身が独自の刃具を設計・製作したり、治具を工夫したりして、マシニングセンタでの加工を可能にした。
 昨年10月にはハウメット・ジャパンの要望を受け、ISO9001の認証を取得。取得にあたってはISICOの専門家派遣制度を利用し、指導を受けた。「当初は2年ほどかけて取得しようと考えていました。しかし、先生から“ だらだらやっても成果は出ない。集中して取り組むことが重要”とアドバイスされたことから、1カ月ごとに目標を決め、それをクリアするための活動を進めました。その結果、6カ月で取得できたのです」。
 そう喜ぶのはISO取得を先導した篠原悦子取締役だ。現在は不良率がほぼゼロになるまで下がるなど、着実に成果が挙がっている。今年10月の継続審査にもパスしており、篠原取締役は「今後も当社に合った仕組みとなるように少しずつ進化させたい」と意欲を見せている。

 
共同受注体制を新規開拓の武器に

 ところで、同社とハウメット・ジャパンとの取引が始まったのは約3年前にさかのぼる。実はそれ以前にシノハラでは三菱重工業向け発電機用タービン・ブレードの加工を主力としていた。しかし、リーマン・ショック後の景気悪化や円高によって発注が激減。「工場を閉鎖してしまおうかと考えた」(篠原社長)ほど、業績が落ち込んだ。
 危機にあえぐ同社とハウメット・ジャパンを結びつけたのが、老舗工作機械メーカーを退職後、同社に籍を置く村中宏顧問だった。「長年、工作機械を納めていましたが、シノハラのように機械の能力をフルに使うことのできる会社は少ないんです」。その言葉通り、4、5社の工場がハウメット・ジャパンからの要求をクリアできなかった仕事を、シノハラは試行錯誤の末、やり遂げた。
篠原博社長(右)と篠原悦子取締役 写真 また、同社では、中小企業1社だけでは技術力、対応力に限度があるとの考えから、県内の約20社で組織する「チーム46」を結成。互いの得意分野を生かして幅広い若手の技術を要求される仕事を一括受注したり、受注しきれない仕事を融通しあったりするなど、連携を強めている。
 現在の業績はリーマン・ショック前の売り上げを超えるまでに回復しており、シノハラでは今後も若手の技術を磨くと同時に、共同受注体制を新規開拓の武器にして、持続的な成長を目指していく。

企業情報

企業名 株式会社 シノハラ
創業・設立 創業 昭和24年4月
事業内容 大豆加工食品、冷凍食品の製造、販売

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備考 情報誌「ISICO」vol.85より抜粋
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掲載号 vol.85