ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 情報誌ISICO > メニュー > 情報誌ISICO検索 > がんもどきの売上アップへ 新たな用途や市場を開拓 ~羽二重豆腐(株)

ViVOサイトへのリンク

活性化ファンド・チャレンジ支援ファンド商品開発ストーリー集サイトへのリンク

じわもんセレクトサイトへのリンク

DGnetサイトへのリンク


がんもどきの売上アップへ 新たな用途や市場を開拓 ~羽二重豆腐(株)

印刷用ページを表示する更新日:2015年12月8日更新

From USERs
各種支援制度の利用者に聞く

ISICOでは、企業の成長をサポートするためさまざまな支援制度を用意しています。
制度を利用して事業の拡大に成功した企業の取り組みを紹介します。

羽二重豆腐が開発した「加賀乃里」「とうふあげ」「こつぶあげ」の調理例 写真

極小サイズだからサラダにトッピングも

 大豆加工食品を製造する羽二重豆腐は、主力であるがんもどき(以下がんも)の売り上げを伸ばそうと今秋、3種類の新商品を相次いで開発した。一つ目は直径1センチほどの「こつぶあげ」で、クルトンのようにサラダのトッピングに使ったり、スープや炊き込みご飯などの具材に使う。二つ目は、豆腐のような食感の厚揚げ「とうふあげ」で、炒め物などの具材として使う。三つ目の「加賀乃里(がかのさと)」は具材がたっぷり入ったがんもで、五郎島金時を入れたものと、生麩や鶏肉などを入れた治部煮風の2種類がある。
 「従来のように和食の煮物向けだけでは市場拡大が難しい上、他社と同じような商品を作っていては価格競争に巻き込まれる。がんもは当社にとって利益貢献度が高く、だからこそ、新たな用途や市場を開拓したかった」。開発のきっかけについて、そう話すのは三浦恭平取締役生産本部長だ。こつぶあげは形状を工夫することで、洋食や中華料理などへの利用を見込む。とうふあげは中がスポンジ状になった既存の厚揚げにとって代わる商品として開発されたもので、より豆腐に近い食感が特徴だ。加賀乃里は主力の業務用ではなく、スーパーなどでの小売りを見込んでいる。
 新商品の開発は、中小企業新事業活動促進法に基づく「経営革新計画」の承認を受けて行われた。計画の策定にあたってはISICOの専門家派遣制度を活用し、中小企業診断士の指導のもと、ビジネスプランの具体化に取り組んだ。
 計画承認後、低金利の融資制度を活用して導入したのが蒸気熱交換式フライヤーである。従来の直火式に比べ、油の温度を一定に保ちやすく、温度のムラもないのが特徴だ。川島淳子商品開発課係長は、「揚げる条件によって、がんもの食感や膨らみ方が大きく変わる。それらを最適化するため、新しいフライヤーが助けになった」と笑顔を見せる。

消費者の声を参考に商品を改良

 加賀乃里については、ISICOが香林坊大和で開いた「石川のこだわり商品フェア」で得た消費者の意見を生かし、改良を加えた。
「さいの目切りとペースト状にした五郎島金時をがんもで包み、より五郎島金時の食感が生かされるよう改良しました」(川島係長)。このほか、アミノ酸等の食品添加物、中国産食材を使わないようにした。また、調理を簡便にするため、電子レンジや湯で温めるだけで食べられる味付けタイプも商品化した。
三浦恭平取締役生産本部長と川島淳子商品開発課係長 写真 三浦本部長は「当社で製造するがんもの種類は約50種類で日本一を自負している。これからも他にないものを商品化し、世界一のがんもメーカーになりたい」と意気込む。
 また、同社が今後、有望視する市場の一つが医療・高齢者向け給食市場で、現在は油揚げの中に魚のすり身や野菜などを詰めた惣菜を提供している。この分野では、ものづくり補助金を活用し、油揚げに自動で具材を充てんし、カットする機械を開発。生産性の向上を図った。今後も競争力の強化を目指し、新商品開発と新市場開拓に一層注力する構えだ。

企業情報

企業名 羽二重豆腐 株式会社
創業・設立 設立 昭和28年1月
事業内容 大豆加工食品、冷凍食品の製造、販売

企業情報詳細の表示

関連情報

関連URL 関連URLを開く
備考 情報誌「ISICO」vol.84より抜粋
添付ファイル 添付ファイルを開く
掲載号 vol.84

 


月間アクセスランキングへのリンク
 
月間アクセスランキング
DGnet 企業情報/バーチャル工業団地/情報誌ISICO