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石川県とISICOは8月28、29日、愛知県豊田市のトヨタ自動車サプライヤーズセンターで「新技術・新工法展示商談会」を開催した。この商談会は、県内企業がトヨタ自動車(株)およびその関連企業に技術や商品を紹介する取り組みで、機械や繊維など県内の51企業が70テーマについてアピールした。今回の特集では、その中から6社の提案について取り上げる。
独自の仕組みや機構をアピールする企業のブースにも多くの人が足を止めた。建設機械のキャビン(運転室)を専門に手がける共和産業(株)が出展したブースには、実物大のリンク式スライドドアがお目見え。自動車にはこれまでにない方式とあって、来場者の高い関心を集めた。
スライドドアと言えば、従来はレールの上を、ドアに取り付けたローラーが転がることで開閉する仕組みが一般的だ。しかし、建設機械の場合、作業の状況を確認するために、ドアを開け放しにする場合が多いため、ローラーに砂などがたまり、スムーズに開閉できなくなる難点があった。そこで、2006 年に同社が業界で初めて商品化したのがリンク式だった。ローラーではなく、キャビンの上下部に取り付けたリンクでドアを支えて開閉するため、砂などがたまることはなく、軽い力で動かすことができる。
商談会では渡辺捷昭社長が商用車や運送業向けの特別仕様車で導入を検討するよう指示した。現在は、ジェイ・バスなどと情報交換を行っていて、広村和義社長は「チャンスがあれば取り組みたい」と話している。
企業名 | 共和産業 株式会社 |
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創業・設立 | 設立 昭和49年11月 |
事業内容 | 建設機械用CABIN、農業機械用CABIN、特殊CABIN、建設機械用部品、電着塗装 |
関連URL | 関連URLを開く |
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備考 | 情報誌「ISICO」vol.42より抜粋 |
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掲載号 | vol.42 |