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【巻頭特集】自動車産業への販路拡大に向け、県内企業がトヨタと商談会【(株)ネイブ】

印刷ページ表示 更新日:2015年6月18日更新

巻頭特集

石川県とISICOは8月28、29日、愛知県豊田市のトヨタ自動車サプライヤーズセンターで「新技術・新工法展示商談会」を開催した。この商談会は、県内企業がトヨタ自動車(株)およびその関連企業に技術や商品を紹介する取り組みで、機械や繊維など県内の51企業が70テーマについてアピールした。今回の特集では、その中から6社の提案について取り上げる。

100%循環可能な新素材を検査ゲージに活用

 (株)ネイブが売り込んだ木質ブロック材を利用した自動車部品用の検査ゲージや新製品開発で使うデザインモデルも環境に優しい提案だ。
 木質ブロック材とは同社が今年4月に開発したばかりの素材で、スギ・ヒノキの製材くずや間伐材などを微粉砕し、微量の有機性樹脂材料を加えてプレスしたもの。加工した際に出るくずや使い終わった製品も、木質ブロック材に100%リサイクルできる。
混合するものによって、防音や断熱といった機能も付加できる ブロック材は硬さや密度が自由に調整できるので、木材よりも加工が容易。接着は木工ボンドでよく、接着面もきれいに仕上がる。原料も安価で、従来の合成木材に比べて価格も2~3割安くなる。
 商談会では、環境活動に積極的なトヨタのデザイン関係者の注目を集め、10月にサンプルを提供した。今後は木質自動車部品への応用も視野に、さまざまな機能性を付加した研究を進め、新製品開発を提案していく計画だ。

企業情報

企業名 株式会社 ネイブ
創業・設立 創業 平成2年6月
事業内容 3次元CAD・CAMデータ作成、デザインモデル製作

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備考 情報誌「ISICO」vol.42より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.42


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