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発酵食大学を企画・運営 調理実習や蔵見学が好評

印刷ページ表示 更新日:2014年4月30日更新

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各種支援制度の利用者に聞く

ISICOでは、企業の成長をサポートするためさまざまな支援制度を用意しています。
制度を利用して事業の拡大に成功した企業の取り組みを紹介します。

受講生も協賛企業も満足する仕組み

成田社長 ウーマンスタイルが企画、運営する「発酵食大学」が好評だ。大学では金沢市在住の麹料理研究家、小紺有花(ここんゆか)さんを教授として、塩麹(しおこうじ)など発酵食の知識や調理法を学ぶ調理実習をヤマト醤油味噌のキッチンスタジオなどで実施するほか、同社をはじめ協賛する食品メーカー8社の蔵などを見学する。
 講義は全12回で、昨年は1期生24人が受講した。「発酵食を食事に取り入れて健康になった」「ふだん入ることのできない蔵を見学できて勉強になった」といった声が寄せられるなど、卒業生の満足度は高く、受講希望者も多いことから定員を増やし、今年1月からは2期生36人が学んでいる。
 また、発酵食大学は協賛企業の販促プロモーションとしても高い効果を上げている。蔵見学などを通して作り手の思いや取り組みを直接伝えることが商品の購買につながっているほか、口コミでさらに多くの人に商品の良さや企業の姿勢が伝わることも期待できる。見学時に聞ける消費者の生の声は、商品の改善や開発に役立つ。
 こうした活動が伝統的な発酵食を楽しく学べ、地域活性化に貢献したと評価され、発酵食大学は農林水産省などの「フード・アクション・ニッポンアワード2013」で、審査委員特別賞を受賞した。

応用展開を計画 東京でも講座を開催

発酵食大学の講義の様子 ユニークな活動にさらに磨きをかけようと、今後は発酵食大学の取り組みを応用展開する準備を進める。
 これはISICOの専門家派遣制度を活用して、中小企業診断士から事業計画作成について指導を受けた際、一層の収益アップにつなげるためには応用展開が重要とのアドバイスを得て計画した。
蔵見学の様子 大学卒業生に発酵食についてさらに深く学んでもらうための企画のほか、調理などを指導できる技術を身に付けてもらう資格認定も検討する。
 また、「発酵食を学ぶなら石川でという気運を作りたい」と成田由里社長は話し、全国各地から学生を募集する将来ビジョンを描く。
 その手始めとして、今年1~3 月に東京・秋葉原の料理店でサテライト講座を開校した。マスコミが大きく取り上げてくれた石川と違い、受講生集めには苦労したが、フェイスブックやホームページで情報発信し、多い回では20人近くを動員。いしる、へしこを使ったレシピを紹介し、好評を得た。4~7月には東京・日本橋でも開校する。
 首都圏の消費者の学びたい意欲を刺激し、北陸新幹線開業後は石川へ足を運んでもらい、協賛企業とともに地元を盛り上げたいと考えている。

企業情報

企業名 株式会社 ウーマンスタイル
創業・設立 創業 平成20年2月
事業内容 女性視点マーケティング、社内女性戦力化コンサルティング

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備考 情報誌「ISICO」vol.75より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.75


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