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北陸の地酒や食材、生産者の思いを東京で発信

印刷ページ表示 更新日:2013年12月27日更新

ISICO編集部が発見! 今回の特ダネはこれだ!

県内の企業、団体が行っている話題性のある取り組み、ユニークな活動に注目しました。

各店に50種類以上の地酒 能登から鮮魚を空輸

「方舟 大吟醸いろり」の店内や料理、日本酒セラー

 東京に本社を置くセオリーは、銀座や新宿に「方舟(はこぶね)」の店名で8店舗の居酒屋、日本料理店を展開する。どの店も石川、富山、福井、新潟の地酒や食材にこだわったメニューで人気を博し、首都圏の北陸ファン拡大に一役買っている。
 脱サラして会社を立ち上げた原誠志社長は生まれも育ちも東京だが、母親の出身地である富山や妻の出身地である金沢を訪れるうち、おいしい地酒や食材に魅了され、店づくりの柱に据えた。
 地酒の品ぞろえは豊富で、現在4県の蔵元のほぼすべてと取引があり、各店には50~150種類を常備する。魚貝類は北陸各地の漁港から仕入れるほか、昨年には輪島漁港に水揚げされたものを直接買い付ける買参権(ばいさんけん)を取得。能登空港を発着する全日空と連携して、週に1度は朝とれの鮮魚を、その日の夜に都内の店舗で提供する体制を整えている。
 「北陸の酒、食、文化を後世に伝える」ことを企業理念に掲げるだけあって、接客にも力を注ぐ。多くの社員や店舗スタッフがNPO法人FBO(料飲専門家団体連合会)が認定する?酒師(ききざけし)の資格を取得し、地酒について詳しく説明したり、料理に合う地酒選びをアドバイスしたりしている。
 今秋には約1,000人の会員向けに無料配布する情報誌「方舟通信」を創刊。北陸の食文化の魅力や生産者の思いを首都圏の消費者にメッセージしている。

金沢でも出店へ 売り込みも大歓迎

 これまで北陸には拠点がなかったが、昨年3月には金沢支社を開設した。原社長の実弟である原達志支社長が常駐し、北陸新幹線の金沢開業までに金沢駅周辺で方舟の北陸1号店を出店しようと準備を進めている。
原支社長 また、今年7月からは白山市白峰にある宿泊施設「望岳苑(ぼうがくえん)」の指定管理者となり、白山麓の山菜やキノコ、川魚、堅豆腐などを楽しめる旅館として運営している。
 金沢支社は北陸の農林漁業者や食品加工業者とのネットワークを強化するための役割も担い、原支社長は「私たちが知らない食材や食器、酒器がまだあるはず。いいものがあればぜひ採用したいので、気軽に連絡してほしい」と話す。セオリーでは北陸の地酒を家庭でも味わってもらおうと、地酒や酒器のネット販売にも取り組んでおり、ゆくゆくは食材などもラインアップに加えたいと計画する。自慢の逸品で首都圏に販路を開きたいという農林漁業者や食品加工業者の方は積極的に売り込んでほしい。

企業情報

企業名 株式会社 セオリー 北陸支社
創業・設立 設立 平成16年11月
事業内容 飲食店経営、酒類販売、物販、旅館運営

企業情報詳細の表示

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備考 情報誌「ISICO」vol.73より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.73


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