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予約フォームで利便性アップ 外国人集客へ英語版を充実

印刷ページ表示 更新日:2013年6月25日更新

サイトにかける情熱 Passion to a site 

ISICOではインターネットによる販路開拓をサポートしています。支援先の中から、熱い思いを胸にサイトの改善に挑む、意欲的な取り組みを紹介します。

[ 金沢 すみよしや旅館 和風の小さなお宿 ]
http://www.sumiyoshi-ya.com/

キーワードを意識して情報を更新

すみよしや旅館 約360年前に創業したすみよしや旅館は、金沢で最も古い旅館である。江戸時代から商人宿として繁盛し、約20年前までは常連のビジネス客がほとんどだったが、兼六園などが徒歩圏内にあることから、現在では宿泊客の90%を観光客が占めるようになった。
 こうした変化に伴って力を入れるのがホームページの充実だ。2年前からISICOの専門家派遣制度を利用し、ホームページドクターに指導を仰ぎながら改善に努めており、若女将の住未恵(すみ みえ)さんは「客観的な目線で指摘してもらえるので参考になる」と笑顔を見せる。
 例えば、人気のある部屋の紹介ページに専用の予約フォームを設けたこともその一つで、電話だけで予約を受け付けていたころに比べ、予約客にとっても、旅館にとっても利便性がアップした。また、目的の情報によりアクセスしやすくするため、各ページの最下部によく見られている項目を列記。ブログやフェイスブックはこまめに更新し、その際、検索時に上位に表示されるよう「金沢」「和風」「旅館」といったキーワードを意識することを心がけている。

日本旅館は外国人のアトラクション 

若女将の住さん ホームページでは英語版の拡充にも力を注ぐ。というのも、同館では日本人の宿泊が伸び悩む一方、外国人の利用が徐々に増えているからだ。
 「畳の部屋に布団を敷いて寝たり、浴衣に着替えたり、そうした体験一つ一つが外国人にとってはアトラクションになる」。住さんはそう話し、大浴場の入り方や地元の味覚などについて、翻訳サイトを利用しながら情報発信に努めるほか、外国人の夕食には人気の天ぷらを盛り込むなど、おもてなしにも工夫を加える。その結果、宿泊客の25%を外国人が占め、旅行に関する口コミサイトでも外国人から多数のコメントが寄せられるようになった。
 「ホームページを常に進化させていきたい」と意欲を燃やす住さん。さらに集客を図るため、今後はグーグルアナリティクス(無料アクセス解析ツール)を活用し、改善策の立案と実行、そして効果の検証を踏まえた新たな改善に取り組む考えだ。

中野治美ホームページドクター■ ホームページドクターからのメッセージ
中野治美さん( taskmother代表)
平成27年春の北陸新幹線開業に向けて好機がやってきます。これまでの経験やデータを有効活用し、すみよしや旅館を求めている宿泊客とベストマッチの出会いができるコンテンツ作りを目指してください。若女将はサイト上ではまだまだ控え目ですが、これからは奥ゆかしさはそのままに、少しずつ顔を出してひと気を演出していくことにも期待しています。

企業情報

企業名 すみよしや旅館
創業・設立 創業 江戸時代初期
事業内容 旅館業

企業情報詳細の表示

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備考 情報誌「ISICO」vol.70より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.70


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