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iPhone 向けにアプリを開発 自社製品の売り上げを伸ばす 2

印刷用ページを表示する更新日:2012年12月27日更新

明日へのチャレンジ

使い勝手の良さで類似アプリと差別化

 類似したファイル管理アプリはたくさんあるが、新田代表は「使い勝手の良さが特徴」と胸を張る。例を挙げると、同社のアプリでは1つの画面を上下に2分割してネット上のデータや他の端末を表示するようになっており、目的のファイルを指でドラッグ&ドロップすればファイルを他の機器にコピーする。この際、誤操作を防ぐため、指を離した瞬間にファイルをコピーするか操作をキャンセルするかを選択できるよう工夫されている。
 新田代表はアプリ開発について「類似アプリを使っていて不便を感じたことが出発点」と振り返り、「直感的に使えるアプリにするため、作っては壊してを繰り返した」と話す。
 操作性を追求した結果、同社の3つの商品はアプリの販売サイト・App Store(アップストア) の仕事効率化カテゴリで1位を獲得。国内はもちろん海外でも売れている。快適な操作性を実現したインターフェースについては特許を申請中だ。

受託開発からスタート自社ソフトは苦戦

エイブルコンピュータの開発室 新田代表が起業したのは平成7年にさかのぼる。「自分たちが本気で作りたいサービスを作って世に出したい」。そんな思いを抱いての独立だったが、当初は業務用アプリケーションの受託開発からスタートせざるをえなかった。
 初めて自社ソフトを開発したのは平成16年。魚眼レンズで撮影した全天空写真をパソコンで解析して森林資源量を算出する「円空(えんくう)」がそれで、同年の石川ブランド優秀新製品にも認定された。日本林学会で発表し、注目も集めたが、販路が森林組合などに限定されるため、ビジネスとしては大きく育たなかった。
 平成19 年には関連会社としてエイブル・シード(金沢市)を設立し、インターネット上の仮想世界「セカンドライフ」の参入支援サービスを開始。自社の技術力をPRするため、セカンドライフ上に3次元コンピュータ・グラフィックスで兼六園や金沢城を再現したほか、大手菓子メーカーなどのプロモーションを手がけたが一時期のブームが終わると需要も激減した。
 「自社製品を開発、販売するにはマーケティングやプロモーション、営業のノウハウなど、不足しているものが多すぎる。かといってセカンドライフのようなプラットフォームを構築するのも難しい」。新田代表は自社製品の前に立ちはだかる高いハードルの存在を痛感したという。

スマホ普及を機に巻き返しを図る

新田代表 そんな新田代表が「もう一度、チャレンジしてみよう」と思い立ったのはスマートフォンの普及とアプリ市場の拡大がきっかけだった。iPhone やiPad の場合、開発者はわずかな登録料を払えばApp Store に出品可能となり、開発者には売り上げの70%が分配される。しかも、地方の中小企業でも、世界中のユーザーを相手に商売できるのだ。
 同社では昨年7月に冒頭で紹介したファイル管理アプリの原型となるアプリを無料でリリース。その後、機能を拡充して有料化した。現在はDropbox 以外にもヤフーやグーグルなどが提供する複数のオンラインストレージに対応するファイル管理アプリを開発中で、今年度末の完成を目指す。ゆくゆくはアンドロイドOSを搭載した端末でもこれらのサービスを利用できるようにする計画だ。
 アプリ開発への参入によって、自社製品の売り上げは全体の30%を占めるまでに増えており、新田代表は「今後も自分たちが使って便利なアプリやサービスを開発し、自社製品の売り上げを全体の70%にまで引き上げたい」とビジョンを描く。

企業情報

企業名 株式会社 エイブルコンピュータ
創業・設立 設立 平成8年8月
事業内容 各種システム開発、スマートデバイス用アプリ開発

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備考 情報誌「ISICO」vol.67より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.67

 


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