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ISICOは10月18日、県地場産業振興センターで「革新的ベンチャービジネスプランコンテストいしかわ」を開催し、最優秀起業家賞1人、優秀起業家賞3人を決定した。コンテストでは、50人の応募者の中から1次審査を突破した7人が、練り上げた事業計画を発表。アイ・オー・データ機器の細野昭雄社長をはじめ起業家や経営コンサルタント、金融機関の融資担当者らが審査し、ISICO理事長の谷本正憲知事が受賞者に表彰状を手渡した。ここでは、今後、ISICOが集中的に支援する受賞者の提案内容を紹介する。
廣瀬由利子さんは今年で6回目を迎えるコンテストで、女性初の最優秀起業家賞に選ばれた。提案したのは、水引を使って建築内装材やインテリアを制作する事業だ。色彩豊かな水引とガラスや木を組み合わせるなどして、照明器具やドア、テーブル、パーティション、オブジェを制作する計画で、購入者層は店舗を建築、設計する首都圏の企業やこだわりの住まいを求める富裕層を想定する。これまで祝儀袋や結納飾りに限定されていた水引の用途を広げ、新たな販路を開拓することで、石川の希少伝統工芸である水引の継承、発展を目指す。
廣瀬さんが水引と出会ったのは約12年前。文化交流で訪れたニュージーランドで水引のワークショップに参加し、現地の人々が自由な発想で楽しみながら作る様子を見て、「水引はアイデア次第で多くの人に使ってもらえる」と確信した。その後、事業化に乗り出し、昨年9月に会社を設立。ブローチやネックレス、かんざしといった装飾品を作り、人気を集めている。
インテリアもアクセサリーも制作の基本となるのは「あわじ結び」と呼ばれる伝統的な結び方だ。また、水引を使って刺繍のように模様を描く「刺し水引」の技術を独自に編み出し、表現の幅を広げた。今年6月に山代温泉の旅館に大小2,500個の水引珠(だま)を使った高さ7mのオブジェを納めるなど、インテリア分野での受注は既に始まっている。廣瀬さんは「水引の新しい使い方、飾り方を提案し、メード・イン・ジャパンの手仕事を石川から世界へと発信したい」と話し、海外との取引も視野に入れている。
企業名 | 株式会社 自遊花人 |
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創業・設立 | 設立 |
事業内容 | - |
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備考 | 情報誌「ISICO」vol.66より抜粋 |
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掲載号 | vol.66 |