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IT機器を一新し、業務効率アップ 包装の設計業務に一層注力

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From USERs
設備貸与制度の利用者に聞く

ISICOでは、企業の設備投資を支援するため設備貸与制度で、企業の成長を後押ししています。
制度を利用して事業の拡大に成功した企業の取り組みを紹介します。

処理スピードや安定性が向上

ISICOの設備貸与制度を利用して導入した2台のサーバ 包装資材・紙製品卸の田井屋は平成23年1月、ISICOの設備貸与制度を活用して、パソコンやサーバ、基幹業務システムを導入した。きっかけは、それまで使っていたパソコンのOS(基本ソフト)に対するサポートを、米マイクロソフト社が前年7月に終了したことだった。サポート期間が終われば、セキュリティ上の問題が危ぶまれる。時を同じくして、基幹業務システムも更新時期を迎えていた。
 これまではパソコンの動作が予期せず止まってしまい、保守を契約している企業に調整を依頼することもたびたびだったが、新たなハードとソフトの導入によって、業務を処理するスピードが速くなり、システムも安定して稼働するよう改善された。

事業計画を見直し、価格競争から脱却へ

 「パソコンの容量が増えたので、包装資材の設計に必要なソフトもスムーズに動かせるようになった」。そう笑顔を見せるのは同社の田井徳太郎社長である。包装資材の設計とは、単なるパッケージのデザインではない。そこから一歩踏み込んで、食品の保存方法や殺菌方法を考慮して包装素材を選定したり、食品表示に関する法律に沿って賞味期限や原材料といった項目を表示したり、食品の包装に求められるさまざまな要素を適切に盛り込み、形にする。
 実は同社では、平成20年に石川県から中小企業経営革新支援法に基づく経営革新計画の承認を受けており、これを契機に、こうした包装資材の設計業務を強化してきた。商品の管理や得意先への納入という卸業務だけでは価格競争が激しく、利益も出しにくい。そこで、独自性を打ち出し、付加価値の高いサービスを提供しようとISICOの経営支援アドバイザーに指導を受けながら、中長期的な視野に立って事業計画を練り直したのだ。
田井社長 顧客のニーズをつかみ、最適の包装資材を提案するため、現在までに田井社長をはじめ、8人の社員が包装の知識や技術を磨き、包装管理士の資格を取得。北陸3県の有力食品メーカーと取引実績を積み上げており、この分野の売り上げは飛躍的に伸びている。自分たちの作り上げたパッケージがスーパーなどの店頭に並ぶとあって、社員のモチベーションアップにもつながっている。
 「いずれは全社員に包装管理士の資格を取得させたい」と語る田井社長。「資格を有効に使って、包装の設計能力や提案力を高め、顧客から評価してもらえる企業にしていきたい」と青写真を描いている。

企業情報

企業名 株式会社 田井屋
創業・設立 創業 明和2年(1765年)
事業内容 食品包装資材・紙製品・文具などの販売

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備考 情報誌「ISICO」vol.61より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.61


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