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~インターネットで成長し続ける3つの理由~ 念ずれば花開く、継続こそ成長の道のり

印刷ページ表示 更新日:2012年1月16日更新

巻頭特集

講師:山岸 義浩 氏  竹虎(株)山岸竹材店 代表取締役

購入者を想像してサイトづくりを

 竹虎は明治27年から続く竹材専門メーカーです。取り扱う虎斑竹(とらふだけ)は虎の皮のような模様が特徴で、高知県・安和(あわ)のごく限られた里にしか生育しません。非常に珍しい竹で、イギリスBBC放送がわざわざ取材に来るほどです。私は、そんな虎斑竹と「竹のある豊かな暮らし」を知ってもらいたい一心で、平成9年からネットショップを始めました。
 ところで、野村総研によると平成21年のEコマースの市場規模は7兆4011億円に上り、平成25年には11兆7135億円まで成長する見通しです。しかしパイが大きくなるからといって、すべてのネットショップが売り上げを伸ばせるわけではありません。売り上げアップを目指すなら、ネットの利用者がたくさんいるからと適当に売るのではなく、まずは、購入者を具体的にイメージしてネットショップを作り込むことが大切です。

月商100万円の壁は超えるべき目標

 私はネットショップ成功の鍵は月商100万円を超えることにあると考えています。
 自分で起業するにしても社内で始めるにしても、100万円の売り上げがなければ、周りからは遊んでいるように見られます。100万円を超えれば、周りの協力を得て前進できるようになるはずです。加えて、そこまでネットショップを続けていれば、運営ノウハウのおよそ8割が身に付きます。
 私自身も、ネットショップ開設から3年間の売り上げはたった300円しかなく、社内でコーヒーすら出してもらえませんでした。ところが100万円を超えると私にもコーヒーが運ばれ、200万円を達成した時にはお菓子も付きました。そして300万円を超えた朝には、父である先代社長が直々にコーヒーを入れてくれました。あの味は決して忘れることができません。
 どんなに工夫を重ねても、結果が出ない時期もあります。しかし、あきらめさえしなければ、終わりも失敗もないのです。

情報発信は買い手の目線で

 ネットショップの売り上げは、アクセス数×CVR(転換率)×客単価と表わすことができます。従って、それぞれの項目を伸ばすことが売り上げ増につながります。
 例えば竹虎の場合、アクセス数を伸ばすため、メルマガに力を入れています。最初はなかなか書けないものですが、「私は誰」「どんな店」「何を売る」「なぜ売る」「何に使う」「使うとどうなる」「購入者にどんなメリットがある」など、伝えるべきことはたくさんあります。
 また、あまり人気のなかった竹製の縁台が、あるテレビ番組で紹介されたところ、一晩で300台の注文が来て、驚いたことがありました。テレビでは、縁台の製作過程から使用例、実際に使った感想まで、こと細かに取材して紹介してくれていて、それが視聴者の興味を引いたのです。この時に、売り手が重要視せずに伝えていなかった情報もしっかり発信すべきだと学びました。
山岸氏 竹虎のネットショップは平成16年5月に月商1千万を超えました。振り返れば、成長を続けられた理由は3つに集約できると思います。
 1つ目は地道に努力を積み重ねたことです。1を何回掛け合わせても1にしかならないように毎日同じことをしていても成長はありません。しかし、月に10%ずつ成長できれば、1年経つころには当初の3倍も成長できるのです。2つ目は変化を続けたことです。竹虎でも花かご作りのDV Dを制作するなど常に新しいことに挑戦しています。3つ目は感謝の気持ちを持ち続けたことです。インターネットは地方が都会に肩を並べられる最高のツールです。田舎に光を当ててくれるインターネットで、少なくとも後30年は頑張りたいですね。

企業情報

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備考 情報誌「ISICO」vol.51より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.51


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