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【巻頭特集】Case.01 硫黄を使った新素材でリチウム電池の能力向上

印刷用ページを表示する更新日:2012年1月16日更新

 巻頭特集 革新的ベンチャービジネスプランコンテストいしかわ

独自の技術やアイデアを披露 受賞者をISICOが手厚く支援へ 

ISICOは10月7日、県地場産業振興センターで「革新的ベンチャービジネスプランコンテストいしかわ」を開催した。このコンテストは、単に事業計画の優劣を競うだけでなく、ビジネスパートナーや金融機関とのマッチングを図るのが狙い。3年目を迎える今回は、25人の応募者の中から、一次審査を通過した7人が、約200人の来場者を前にプレゼンテーションした。ここでは、最優秀起業家賞を獲得した(株)ポリチオンをはじめ、優秀起業家賞に選ばれた3社について、それぞれの提案内容や現在の取り組みを紹介する。

Case.01 硫黄を使った新素材でリチウム電池の能力向上

有機硫黄ポリマー 見事、最優秀起業家賞に輝いた(株)ポリチオン(能美市)が取り組むのは、リチウム電池の蓄電能力を向上させる正極用新素材の開発である。
 パソコンや携帯電話の電源として活用されるリチウム電池は、負極の素材として、蓄電性に優れ、金属としては最も軽いリチウムが使われている。一方、正極にはニッケル、マンガンなどの金属素材が用いられているが、これらには蓄電能力が低く、重いといった欠点がある。このためリチウム電池の性能アップには、正極の蓄電性向上と軽量化が課題とされてきた。
 同社では、これまで正極に使われている金属素材よりも軽量で蓄電性の高い硫黄に着目。硫黄単体では、電気を通しにくいなど電池に不向きな特性を持っているが、分子構造に改良を加えた有機硫黄ポリマーを開発し、短所を克服した。
 この新素材を正極に活用すれば、既存の製品に比べてリチウム電池の蓄電能力が2.5倍に向上する。また、従来と同じ蓄電能力ならば、1/2~1/5に軽量化できることになる。
上町社長が手にしているのは試作のカード型電池 技術の基礎となる特許はすでに取得済み。今後は品質を安定させると同時に、量産に向けて製造方法の確立を進め、今年度中にはサンプルを出荷する計画としている。
 上町(うえまち)裕史社長は「性能が高まり、軽量化が進めば、電気自動車などにもリチウム電池のニーズが見込める」と話し、将来的には有機硫黄ポリマーの販売、あるいはライセンス供与によって収益を確保する計画だ。

企業情報

企業名 株式会社 ポリチオン
創業・設立 設立 平成18年11月
事業内容 リチウム電池用正極材料の研究開発

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備考 情報誌「ISICO」vol.49より抜粋
添付ファイル 添付ファイルを開く
掲載号 vol.49

 


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