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【巻頭特集】ピンチをチャンスに!! 差がつく不況の乗り切り方 ~採算性が悪く、短納期の仕事も果敢にチャレンジ

印刷ページ表示 更新日:2012年1月16日更新

巻頭特集

100年に1度とも言われる大不況の中、中小企業はこの荒波を乗り越 えていくために、どのような手を打つべきか。今回の特集では、ISICOが開催した「中小企業勝ち残りセミナー」の中から、過去20年にわたって3000 以上の工場を訪問し、中小企業の活性化について研究してきた政策研究大学院大学の橋本久義教授が提案する対策の糸口を紹介。同時に、過去の不況を生き抜 き、発展を遂げてきた県内2社の取り組みにスポットを当てる。

CASE STUDY.1 採算性が悪く、短納期の仕事も果敢にチャレンジ

生コンクリート製造プラント用円筒 写真 「もうだめかと思ったことは一度や二度ではない」。そう話すのは、産業機器の設計、製造を手がけるオーテクスの道下喜美子副社長である。同社は昭和21年に創業した乙脇鉄工所を源流とし、これまで幾度となく不況の波を乗り越えてきた。「仕事を選んでいる余裕はないので、依頼のあった仕事は何でもやった」と道下副社長が振り返るように、他社が敬遠するような仕事も果敢に取り込んできたチャレンジ精神に同社の生き残りの鍵がある。
 例えば、同社が得意とする巨大な円筒は、全国各地の生コンクリートの製造プラントで使われている製品だ。これは、コンクリートの骨材を運び上げるベルトコンベアを収めるためのもので、直径は2mを超え、長さは30mを超える。当然、そのままでは運べないため、いくつかに分割して製造、納品する。大きくて加工が難しい上、価格や納期もシビアとあって、製造から撤退する企業も相次ぐ中、「誰かがやらなくてはいけない仕事」と使命感に燃えて受注。20年前に取り組み始めたこの製品を、全国トップシェアを誇る主力製品へと育ててきた。
 これ以外にも廃棄物処理プラントなど、同社が手がけている仕事は、輸送の手配に苦労するような大きな製品、採算性が悪く、短納期の仕事がほとんどだ。しかし、同社では採算が合わなければ、努力と工夫でコストを低減。やったことのない仕事でも、試行錯誤を繰り返し、新たなノウハウを蓄積した。まったく営業はしないが、納めた製品が広告代わりになって、さまざまな仕事が寄せられるという。珠洲市内にある生コンクリート製造プラント 写真その結果、かつて地元中心だった取引先は県内の1社を除けば、関西を中心に本州全土、九州、四国にまで広がった。
 今回の不況ではこれまでに経験したことのないほどの落ち込みを実感しているが、「鉄工所のいらない時代はない」(道下副社長)と今日も技術に磨きをかけている。

企業情報

企業名 株式会社 オーテクス
創業・設立 設立 平成元年9月
事業内容 ステンレス及び鋼製一般産業機器の設計、製作、組立

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備考 情報誌「ISICO」vol.45より転載
添付ファイル
掲載号 vol.45


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