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高性能の自動搬送システムが工場、病院、原発などで活躍

印刷用ページを表示する更新日:2012年1月16日更新

BUSINESS FRONTIER

ビジネスチャンスの拡大、逆境をバネにランクアップ‥‥
さまざまな目的に向け、販路開拓に乗り出した企業の挑戦を紹介します。

煩雑な依頼に応え続け ニッチな市場に進出

複数のAGVが稼働する際も交通管制で円滑な運搬が可能だ 写真 自動搬送システムの製造を主な業務とするシコウ。そのシステムは工場などで利用され、業務の合理化、効率化に貢献している。自動搬送システムとは、AGV(Automatic GuidedVehicle)と名付けられた搬送用の台車を使って、例えば製造ラインから保管庫へといった具合に目的地まで無人で物を運ぶシステムである。走行は、床にあらかじめ敷いた誘導用の磁気テープや磁気棒をAGVのセンサーが感知し、そのルートに沿って進む仕組みだ。現在、自動搬送システムは同社の事業の85%を占め、売上は6~7億円に達する。
 同社製品の特徴の一つは正確さである。ピックアップコイルを巻いた独自開発のセンサーがルート上の磁気を高い精度で読み取り、AGVは50mmの余裕しかない通路も難なく走行する。この性能が評価され、瀬戸大橋の地下通路工事の資材運搬に採用された。また、制御基板として市販のシーケンサー(自動制御装置)を活用しているため、コストが割安になっている。
 高性能、低価格に加え、同社は、大手が受注しないような煩雑な依頼にも丁寧に応え、販路を拡大してきた。その結果、工場のほかにも病院での食事や手術器材の運搬、原子力発電所における作業着の搬送など、多様な施設で活躍している。「製品の完成度を高く保つことで、オンリーワン企業となれるのです」と村田社長は胸を張る。
 さらに、今年10月に島根県で開設される社会復帰促進センターでも同社のシステムが採用された。ここでは、AGVが受刑者2,000人分の食事を1日3食365日、無人で運搬する。
 また、今年2月からはインターネットを使って、自動搬送システムを遠隔管理する試験を開始した。これはシーケンサーの通信機能を使ったもので、消耗部品の交換時期を知らせるなど、アフターサービスの向上に役立つと期待している。

次世代を見据え人と環境に優しい製品づくり

村田社長 写真 自動搬送システム以外にも、同社はユニークなものづくりを展開している。例えば、昭和61年から手掛けている雷検知器がその一つだ。通常、予測に使われる電位の上昇だけでなく、雲間放電の計測をできるようにして、予測精度をより高めている。現在、ゴルフ場や高所作業所などに設置されている。
 また、村田社長は次の主力製品のヒントを「におい」に見出している。アメリカでにおいにまつわるトラブルが増加していると知った村田社長は、雷検知器は15もの特許を取得。竜巻検知にも効果的だ。 写真昨年4月から新製品として竹繊維フィルターを組み込んだ消臭機の製造販売に着手。全国で350万台の遊技台が稼働するパチンコ店での需要を見越し、今後5年間で遊技台全体の10%に取り付けるという営業目標を掲げる。
 ほかにも、同社では消臭剤や旅客機エンジンの洗浄剤を開発している。原材料は食品添加物だけを使用し、環境にやさしい点が売りだ。洗浄剤に関しては、昨年の2月から既に羽田空港の航空機整備会社で使用されている。「30年先まで見越したものづくりをしていきたい」と力強く話す村田社長の言葉通り、次世代を見据えた開発が進められている。

企業情報

企業名 株式会社 シコウ
創業・設立 設立 昭和41年5月
事業内容 病院内の自動搬送システム・雷検知装置・福祉機器・制御・セキュリティ機器の設計、製造

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備考 情報誌「ISICO」vol.39より転載
添付ファイル 添付ファイルを開く
掲載号 vol.39

 


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