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過去の反省を踏まえネットショップを再構築

印刷ページ表示 更新日:2012年1月16日更新

【巻頭特集】
石川の繁盛店に聞く成功の秘けつ 売れてるネットショップはここが違う

[ http://www.gafudo.co.jp/ ]
(株)雅風堂

ネットをきっかけとした来店やメールが増加

清潔感あふれる雅風堂のネットショップ イメージ 和座本舗と同じく「WEB1グランプリ2007」で審査員特別賞を受賞したのが雅風堂のネットショップである。白を基調としたシンプルなサイトでは、彩り豊かな和菓子の写真が大きく扱われ、目を引きつける。
 実はこのネットショップは昨年8月末にリニューアルオープンしたばかりである。同社では現在県内に5店舗を展開しているが、ここ数年、来店人数こそ変わらないものの、企業の経費節減や個人客の消費行動の変化を受けて、客単価が下がってきたという。そこで、てこ入れ策の一つとして、ネットショップの再構築に乗り出したのだ。制作は専門のデザイナーに依頼した。
 サイトのコンセプトは“和のスイーツ”である。これまで和菓子を紹介する写真と言えば、漆器に盛りつけての撮影など、重厚感が重視される傾向にあった。しかし、今回はスイーツ、つまり洋菓子のようなカジュアルさ、親近感を感じさせる表現に挑戦している。
 立ち上がって間もないだけに売り上げはまだまだとのことだが、「ネットで紹介した季節商品を買いに地元客が足を運んでくれたり、メールでの問い合わせが増えるなど、手ごたえを実感している」と安田晶一社長は話す。

サイトを作れば必ず売れるわけではない

 そもそも同社がネットショップを開設したのは平成13年にさかのぼる。ちょうどインターネットの利用が急速に伸びた時期であり、同社も時流に乗ってショッピング機能を設けた自社サイトを構築した。「サイトを作れば売れるだろう」とのもくろみに反して注文はほとんどなかった。実店舗での販売が順調だったせいもあって、その後は更新もおろそかになっていった。
 過去の反省を踏まえ、新サイトでは季節の商品を紹介するなど更新頻度を高めるよう努めている。「ネットショップは最初に立ち上げるまでが1の力とすれば、その後のメンテナンスには9の力をかけるべき」という考えが安田社長と制作を担当するデザイナーの共通認識だ。また、実店舗とは別にネットショップ限定のポイント制度も設け、集客に向け知恵を絞る。
安田社長 写真 今後は、販売以外に、アンテナショップとしての役割も期待している。新商品を実店舗へ投入する前に、まずネットで販売して消費者の評価を確かめようというのだ。ネットの場合、メールで評価を集めることができる。消費者の生の声が開発に役立つ上、社員のモチベーションアップにつながると考えている。問い合わせが増えつつあるアレルギー表示など、情報提供にも力を入れていく。
 再スタートを切ったばかりの雅風堂のネットショップは今後の展開が楽しみである。

企業情報

企業名 株式会社 雅風堂
創業・設立 設立 昭和55年7月
事業内容 菓子製造販売

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備考 情報誌「ISICO」vol.39より転載
添付ファイル
掲載号 vol.39


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