ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 情報誌ISICO > 奥能登の元気と食文化をネットで全国へ

本文

奥能登の元気と食文化をネットで全国へ

印刷ページ表示 更新日:2012年1月16日更新

ネット進出レポート
ネット販売による販路開拓

ネット販売を行っている県内の意欲ある店舗を支援するため、バーチャルショッピングモール「お店ばたけISHIKAWA」を開設しています。 ネットに進出し、さまざまな方法で販路開拓を行っているお店ばたけ出店者等を紹介します。

[幸寿しweb shop]
http://www.kouzushi.com/

プロ料理人からも受注 楽天市場にも出店

橋本さん 写真 のと鉄道穴水駅前で30年近く営業している幸寿しでは、ネットショップで穴水湾をはじめ奥能登各地でとれる海の幸や押し寿司などを販売し、利用者から好評を博している。
 店主の橋本公生さんがネットショップに取り組みはじめたのは4年前のこと。ISICOが主催するネット販売支援セミナー「バーチャルショップ道場」を受講して知識と技術を身に付け、平成15年3月にオープンにこぎ着けた。「受講する以前は、パソコンに触ったこともなかった」という橋本さんは、講座と並行して個人的に家庭教師を雇い、パソコンの基礎や用語を学んだという。
 ホームページを開けば、くちこやこのわた、いしり、へしこ、蒸しアワビ、香箱ガニなど、奥能登の味覚がずらり。元は、能登町で漁師をしていたという店主が選ぶ確かな品質が支持され、評判も上々だ。注文は全国から寄せられ、個人客だけでなく、東京の高級すし店やイタリア料理店など、プロの料理人からも受注があり、支持されている。
ホームページには奥能登の味覚がぎっしり 自前のサイトに加えて、今年7月からは「じんきち」の屋号で国内最大のインターネットショッピングモール・楽天市場に出店した。こちらの運営は長女の有子さんが担当し、プレゼントやオークションといった大手モールならではの機能を利用しながら、新規顧客の開拓に力を入れている。

震災で店舗は半壊 復興ブログを立ち上げ

 ところで、今年3月に起きた能登半島地震は、穴水町でも震度6強を記録し、甚大な被害をもたらした。幸寿しが入居していた3階建てビルは半壊、1階にあった店舗も調理器具や食器が散乱するなどして、休業を余儀なくされた。ネットショップの方も、地震を境に注文がぱったりと来なくなったが、安否を気遣うEメールや励ましのコメントがたくさん寄せられ、橋本さんを勇気づけてくれたという。
 ようやく営業を再開できたのは7月9日のことだった。元の店の三軒隣に土地を借り、鉄骨平屋建てカウンターのみ13席の店舗を新築した。ネットショップにも徐々に客足が戻り、10月になって震災前と同等の売り上げにまで回復した。
 ネットショップの制作や運営で培ったノウハウは復興への一助にもなっている。地域の寄り合いで、穴水町の復興状況や復興イベントなどを町のホームページを使って発信しようというアイデアが出た際、橋本さんは「こまめに情報発信するなら、ホームページよりもブログの方が適している」と進言。自ら事務局を引き受け、能登半島地震復興支援ブログ「がんばらんかいね能登穴水」を立ち上げた。
能登半島地震から約3ヶ月半後に営業を再開 12月からは能登産の食材や食器にこだわった丼を提供する能登丼キャンペーンに参画し、くちこやこのわたを使ったオリジナル丼の販売を開始した。これからも、実店舗とネットショップで、奥能登の元気と食の魅力を発信していく。

企業情報

企業名 能登前・幸寿し
創業・設立 設立 平成19年8月(法人化)
事業内容 寿司店、奥能登の海産物、加工品の販売

関連情報

関連URL 関連URLを開く
備考 情報誌「ISICO」Vol.37より抜粋
添付ファイル
掲載号 Vol.37


月間アクセスランキングへのリンク

月間アクセスランキング
DGnet 企業情報/バーチャル工業団地/情報誌ISICO


アンケートフォームへのリンク

ViVOサイトへのリンク

活性化ファンド・チャレンジ支援ファンド商品開発ストーリー集サイトへのリンク

じわもんセレクトサイトへのリンク

DGnetサイトへのリンク