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全員参加の2S活動に取り組み工場内の品質管理を徹底

印刷ページ表示 更新日:2012年1月16日更新

知ってトクする ISICO利用術
No.05 専門家派遣事業

中小企業のための総合的なサポートセンターとして、さまざまな支援を行っているISICO。「もっと支援内容を詳しく教えてほしい」。そんな要望におこたえして、提供している支援メニューを毎号ピックアップして紹介します。

全員参加の2S活動に取り組み工場内の品質管理を徹底

2S活動の一環として毎日3人1組で工場内を点検する 写真 らっきょうやニンニクなどの漬物、のりの佃煮や味付けゴマなどの惣菜、キムチの素などの調味液を製造販売する桃宝食品では、専門家派遣事業を活用して、平成17年度、18年度に品質管理について専門家から指導を受けました。
 「通常、民間の専門家にコンサルティングを頼めば、コストが多くかかります。ISICOの制度を活用することによって経費の負担は軽減し、最適な専門家のアドバイスも受けることができました」と話すのは五十嵐昭子社長。同社では、製造工程で発生するトラブルや商品に関するクレームを撲滅しようと、期間中、社長以下全社員が参加して月1回の勉強会に取り組みました。
 勉強会では、まずQC七つ道具の一つ「魚の骨図(特性要因図)」と呼ばれる図を使って、トラブルの内容と要因、それらの因果関係を分析しました。問題と原因を整理し、社員全員が認識することで、トラブルへの適切な対応や予防措置が可能となりました。また、これまでは、話し合いで解決していたようなトラブル事例も、記録として残すようにしました。
 2年前の勉強会の中からスタートし、今ではすっかり定着しているのが工場内の整理、整頓を徹底する「2S活動」です。最初は、工場内の不要なものを廃棄した上で、全社員が巡回し、改善しました。その後、エリアごとに担当となる社員を決め、毎日3人1組で工場内を巡回点検し、問題のあった箇所は掲示板に貼りだされ、全社員が記録等の情報を共有化することによって、担当社員が責任を持って改善する仕組みができました。
 「少しでも汚れていれば、すぐに掃除するなど社員の意識が変わりました」と顔をほころばせる五十嵐社長。顧客の工場見学が増え、整理整頓されているクリーンで清潔な工場という評判が広がり、工場がショールーム化し、営業に役立っています。
 同社では、さらに品質管理を確かなものにしようと、現在、ISO9001認証取得に向けて活動を進めています。一方で、地元産食材を使った新商品の開発にも余念がありません。開発と品質管理はメーカーの要。これからもこの両輪を確かなものにして、企業の成長につなげていきたい考えです。

企業情報

企業名 桃宝食品 株式会社
創業・設立 設立 昭和61年3月
事業内容 漬物、惣菜、調味液などの製造販売

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備考 情報誌「ISICO」Vol.36より抜粋
添付ファイル
掲載号 Vol.36


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