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ネットショップやブログを活用して実店舗へ集客

印刷ページ表示 更新日:2012年1月16日更新

”新発想”集客効果アリ

繁盛店には、独自のノウハウがある。
集客の仕組み、あるいは仕入れから商品の陳列、サービスの充実といった店づくりの工夫などを大解剖します。

マスメディアの広告より高い確率で来店

昭和7年から片町商店街の一角に店を構える金港堂 写真 オーダーシャツの販売を専門に手がける金港堂では、ネットショップを活用して実店舗への集客を図っている。
 きっかけは昨年4月にISICOが運営するバーチャルモール「お店ばたけISHIKAWA」に出店したことだった。シャツをオーダーするためには肩幅などを採寸する必要があるため、ネットで売り上げを伸ばすのは難しい。それならばと実店舗への集客をメインに考え、それまでのホームページをリニューアルすることにした。
 単に店舗を紹介するだけではつまらないと考え、オーダーシャツの店らしく、自分の体を採寸する方法やお気に入りのシャツを送る方法など、6つのオーダー方法を考え、ネットでオーダーできるよう工夫していたが、来店促進効果を狙って、取り扱っている生地ブランドや製作工程、店舗内部の様子などのほか、オーダーシャツの実例も紹介し、購入意欲を高めるよう工夫宮谷代表 写真した。
 狙い通り、リニューアル後はホームページを見て来店する客が増えてきた。「初めての店には誰でも入りづらいものですが、店舗の様子や商品、価格帯などの情報が先に得られることで来店しやすくなった。不特定多数の人に一斉に告知するテレビや新聞と違って、ネットの場合は、商品や情報を探している人が見てくれるので、来店につながる可能性が高い」とオーナー兼ウェブマスターの宮谷隆之代表は分析する。

ネットからの注文も増加 客層の変化も

客層の変化に合わせて店内の品ぞろえも20~30代向けの商品が増えてきた 金港堂のネットショップからは、宮谷代表が3年前から続けているブログも見られるようになっている。話題はファッションを中心にさまざま。北陸の人気ブログランキングで一時期トップになるほどの人気で、メールでの問い合わせも増えているという。
 当初は期待していなかった効果も表れている。その一つがネットを通じたオーダーの増加である。客単価は実店舗と比べても遜色がなく、一度注文してくれた人が、次には来店して注文するケースも多い。また、これまでは40代以上の客が多かったが、最近では20~30代の客が増えてきた。さらに、一般消費者だけでなく、貸衣装店からの受注も舞い込んできている。
 競争が激しさを増す中、「オリジナリティの高い一着を作るために、より専門性を高めていきたい」と宮谷代表は今後の方向性を示す。どんな業種でも、専門性が高まれば高まるほど市場が小さくなるもの。どんなシーンで着用するのか、コミュニケーションを重ねながらシャツが作られていくこれを補うためには販売エリアを広げる必要があり、広域から集客するにはネットが有効と宮谷社長は考えている。Q&Aや実例集の充実など、今のホームページに足りない部分も見えてきた。「今後もサイトの充実を図り、全国からシャツ好きの人を集めたい」と期待をふくらませている。

企業情報

企業名 株式会社 金港堂
創業・設立 設立 昭和7年4月
事業内容 紳士用品小売・オーダーシャツ販売

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備考 情報誌「ISICO」Vol.35より抜粋
添付ファイル
掲載号 Vol.35


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