ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 情報誌ISICO > 商品ラインアップの充実に角折包装機が活躍

本文

商品ラインアップの充実に角折包装機が活躍

印刷ページ表示 更新日:2012年1月16日更新

From USERS

ISICOでは、企業の設備投資を支援するための設備貸与制度で、企業の成長を後押ししています。
制度を活用して事業の拡大に成功した企業の取り組みを紹介します。

門前町との合併を機に ソバを使って商品開発

饅頭などの包装に使われている角折包装機 写真 ユズを丸ごと使った餅菓子、丸柚餅子(まるゆべし)の製造、販売で知られる中浦屋。輪島市の中心部、わいち通りにある店を訪れると、柚餅子のほかにも、羊羹や最中、饅頭、せんべい、ジュースなど、ユズを使った豊富な商品ラインアップに驚かされる。
 素材はユズだけにとどまらない。例えば、昨年、販売をスタートした「くしひ饅頭」は、たっぷりのこし餡を山芋とソバ粉の皮で包んだ饅頭だ。ソバ粉は、皮まで挽いたものを使い、一口食べると、ソバの香ばしい味わいが口いっぱいに広がる。
 この商品は、輪島市と門前町が平成18年2月に合併したのをきっかけに開発したものだ。「お菓子は本来、地域の素材を加工して食べたのが始まり。地元の素材や歴史を意識しながら商品開発にあたっている」と話すのは、中浦屋の中浦政克社長。その言葉通り、門前町の名物であるソバを取り入れ、ネーミングは、合併によって消えてしまった總持寺祖院周辺の地名「櫛比(くしひ)の庄」に由来している。
輪島市内の中心部、朝市通りに続くわいち通りにある中浦屋 こうした商品群の充実に一役買っているのが、ISICOの設備貸与制度である。これまで蒸し器など数々の機械を導入しており、3年前から活用している角折包装機もその一つ。これは、菓子を一つずつ充填しながら、ビニールシートで包み、最後に熱で封緘する機械で、導入によって、くしひ饅頭などの包装作業は飛躍的にスピードアップした。

ユズを使わない「第二の柚餅子」を構想中

 相次ぐ商品開発が実り、20年前には10%ほどしかなかった柚餅子以外の商品の売り上げが、今では50%を占めるまでになった。
 とはいえ、明治43年の創業以来、中浦屋の看板商品と言えば柚餅子である。売り上げに占める比率が下がったと言っても、販売量そのものが減っているわけではない。ショーケースには、伝統的な丸柚餅子に加え、一口サイズで食べやすい玉柚餅子、細長い棒状にした棹柚餅子といったふうに、さまざまな柚餅子が並んでいる。
 さらに中浦社長は現在、「第二の柚餅子」を開発すべく構想を練っている。中浦社長によれば、全国的に見れば、ユズを使わずにくるみを練り込んで蒸し上げたものなど、柚餅子は多様な餅菓子として発展を遂げているという。
中浦社長 写真 そこで、丸柚餅子のような伝統的な柚餅子を守り続ける一方で、ユズにこだわらずに全国で通用する柚餅子を作ろうというのが「第二の柚餅子」構想である。開発途中とのことで、詳細は明かしてくれなかったが、年末までには試験販売にこぎつけたい考えだ。

企業情報

企業名 株式会社 柚餅子総本家中浦屋
創業・設立 創業 明治43年9月
事業内容 和菓子製造販売

企業情報詳細の表示

関連情報

関連URL 関連URLを開く
備考 情報誌「ISICO」Vol.34より抜粋
添付ファイル
掲載号 Vol.34


月間アクセスランキングへのリンク

月間アクセスランキング
DGnet 企業情報/バーチャル工業団地/情報誌ISICO


アンケートフォームへのリンク

ViVOサイトへのリンク

活性化ファンド・チャレンジ支援ファンド商品開発ストーリー集サイトへのリンク

じわもんセレクトサイトへのリンク

DGnetサイトへのリンク