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倉部工場の稼働で、高いレベルのユニット生産技術を実現

印刷ページ表示 更新日:2012年1月16日更新

いしかわ発! 熱血企業
企業の成長戦略を探る

石川県には、キラリと光る技術を持つ企業がたくさんあります。
そういった技術力を認められ、県外企業からも幅広く受注に成功しているものづくり企業の成長戦略を紹介します。

生産ラインでは、人間と機械の力が融合して、よりレベルの高い製品を生み出している 岩本工業は、建設機械、多関節ロボット、工作機械用ユニット(マシンバイス・AT C装置)などの製造を得意とする。素材の調達、機械加工、組立、塗装までのユニット製造を行い、ユニット生産部門は総売り上げの85%を占める。高精度な製品を安定供給する点が評価され、取引企業先からの信頼は厚い。さらに、顧客ニーズの多様化を受け、多品種少量生産体制を強化している。
 平成17年3月、白山市の北部工業団地に6,600平方メートルの敷地と工場建物を取得。以後、本社工場のユニット生産業務を一部移管し、「倉部工場」として稼働を開始した。翌年7月には、5面加工機と横型マシニングセンタの大型設備2台を導入。生産体制を拡充し、顧客からの受注に一層応えられるようになった。また、賃金の安いアジア諸国と戦うために、月間700時間の設備の稼働が必要と考え、マシニングセンタ設備を増強。夜間無人運転を行うことで、コストダウンを進めている。
 岩本博之社長は「機械を製造する現場は、年々デジタル化が進んでいる。しかし、モノづくりへの熱い気持ちと、アナログ的な感覚を持ち合わせなければ、良い製品は生まれてこない」と強調する。顧客に信頼される技術力を維持するため、10数年前から社内で技能検定指導を実施。社員一人ひとりが、常に自分の意思で半歩踏み出す「改善」を考えながら作業にあたるよう社内で徹底している。
 今年7月には、倉部工場で建設機械用旋回装置「スイングマシナリー」の生産ラインが始動する。岩本社長は「同工場での作業が増えれば、本社の生産性もアップし、スピード感のある経営が可能になる」と、これまで以上に、攻勢をかけていく構えだ。

企業情報

企業名 岩本工業 株式会社 
創業・設立 創業 昭和24年2月
事業内容 建設機械、工作機械、産業機械などのユニット製造

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備考 情報誌「ISICO」vol.33より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.33


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