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輪島塗の木地などを製造する輪島・キリモトは今年10月、東京の三越日本橋本店に直営店をオープンした。今後、漆の器と小物の販売や家具のオーダーメードのほか、住宅や店舗に漆素材を使う企画の提案や相談などにも応じ、首都圏のニーズを発掘していく考えだ。
「木地作りや漆塗りなど、輪島の技術の素晴らしさをもっと広めたい」。桐本泰一代表補佐(写真)がそう考え始めたのは10年前のことだった。バブル崩壊後、減少していた売り上げに危機感を抱いた桐本代表補佐は、まず、従来のイメージにとらわれない独自の漆器をデザインし、同年代の職人たちと共同制作。個展などで発表し、評判を集めた。
平成12年には、輪島全体の活性化を狙い、わいち商店街に「ギャラリーわいち」を開設。メンバー9名の作品を常時販売するほか、異業種の作り手の企画展などを開催してきた。
幅広い取り組みが実を結び、三越の企画担当者から誘
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| 創業・設立 | 創業 |
| 事業内容 | - |
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| 備考 | 情報誌「ISICO」vol.22より抜粋 |
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| 掲載号 | vol.22 |