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世界最小の動力用超小型チェーンで全国トップのシェアを誇るオリエンタルチエン工業では、昨年4月から折り畳み式携帯電話のヒンジ(ちょうつがい)ユニットの製造に乗り出している。
同社のヒンジユニットは、従来品に比べて部品数が少なく、耐久性に優れているのが特長だ。さらに、今年からは、全自動の生産ラインを使って本格的な量産を開始し、月平均の生産額は、昨年の400万円から2000万円に急増している。また、ラインには、内視鏡などに使われる同社のミニチェーンの製造技術を応用しており、製品の質の安定と製造コストの削減、人為的ミスの減少などに大きな効果を上げている。
現在、同社は標準チェーンの生産をコストの安い中国に委託する一方で、国内では付加価値のある高級チェーンや特殊チェーンの製造を目指している。越田義弘管理部長は、「チェーン製品はすでに成熟しており、製造の国際分業化が予想される。今後は
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備考 | 情報誌「ISICO」vol.13より抜粋 |
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掲載号 | vol.13 |