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【巻頭特集】スタートアップビジネスプランコンテストいしかわ2018

印刷用ページを表示する更新日:2018年12月18日更新

【巻頭特集】スタートアップビジネスプランコンテストいしかわ2018
​事業の新規性と成長性を白熱のプレゼンで競う

コンテストの様子の写真審査風景の写真審査員と観客席の様子の写真

コンテスト参加者の集合写真ISICOは10月24日、県地場産業振興センターで「スタートアップビジネスプランコンテストいしかわ2018」を開催した。将来有望な起業家を発掘するコンテストは今年で12回目を迎え、過去最多となる169人(県内133人、県外36人)が応募し、女性や学生の数も過去最高を記録した。当日はファイナリスト8人が事業計画を発表し、アイ・オー・データ機器の細野昭雄会長をはじめ起業家や金融機関の担当者らが審査したほか、特別賞の受賞者2人も事業内容を披露した。今回の巻頭特集では最優秀起業家賞をはじめ、各賞の受賞者6人のビジネスプランを紹介する。​

痛みのない麻酔用注射針 歯科手術の新標準に

シンクランド(株)  宮地 邦男氏の写真 ​最優秀起業家賞
宮地 邦男
シンクランド(株)

 500万円のスタートアップ補助金が交付される最優秀起業家賞に輝いた宮地邦男さんは歯科手術向けの痛みのない極細麻酔注射針について発表した。
 現存する注射針は最も細くて直径約180μmだが、千葉大学が特許を保有する光渦レーザー加工技術によって製造する注射針は直径約80μmと蚊の針に近い細さを実現し、痛みを伴わない。しかも中空構造になっていて適量の薬剤を注入できるようになっているほか、生体適合性に優れた材料を使用しており、宮地さんは「こうした特徴をすべて兼ね備えているのは我々だけ」と胸を張る。
 用途として有望視しているのが、歯科手術の麻酔用注射針である。歯科医療の現場では、麻酔注射の痛みと恐怖で患者が拒否反応を示して手術に支障を来す場合がある。また、麻酔を注射する前に、注射による痛みを軽くする表面麻酔を使うため、処置時間が長くなるのも課題だ。そこで宮地さんが無痛針を用いて開発しようと考えているのが、貼るだけで麻酔薬を投与できるパッチ薬である。開発にあたっては白山市に本社を置く歯愛メディカルと連携する。
 今後は製造企業と業務提携し、使用権のライセンス提供で収益を得る計画で、将来的には年商60億円を目指す。製品は2020年の発売を見込み、宮地さんは「我々が未来の医療を変えます」と意気込んでいる。

プラズマ接合技術でCFRPを美しく強固に加工

KITイノベーションズ 和田 倫明氏の写真 優秀起業家賞
和田 倫明
KITイノベーションズ

 和田倫明さんは独自に開発したプラズマ接合技術を用いた事業計画を発表した。これはプラズマ照射した炭素繊維強化樹脂(CFRP)を融点未満の温度で加熱・加圧するだけで接合する技術だ。従来のボルト・接着剤による接合や熱融着と比べ、美しく強固に接合できるのが特徴で、金属とも接合可能だ。技術コンサルティング、受託開発、業務請負といったかたちで、自動車や航空機、医薬品、食品といった分野への展開を目指している。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の予防へ 光を使って骨密度を検査

金沢大学 田中 茂雄氏の写真 優秀起業家賞
田中 茂雄

金沢大学

 田中茂雄さんが提案したのは、光骨密度計による骨粗鬆症の検査サービスである。独自に開発した計測器は短時間で検査可能で、小型で持ち運びに便利。従来の測定装置のようにエックス線による被ばくもない。2019年1月に起業、定期健康診断のオプション検査としてサービスを提供する。まずは北陸地域で年間1万人、その後全国展開して年間10万人の検査を目指す。将来的にはグローバル展開も視野に入れている。

日本酒メニューを多言語化、飲食店の接客をサポート

(株)ななつぼし 星野 翠氏の写真 女性起業家賞
星野 翠

(株)SALELOGY 旧(株)ななつぼし

 星野翠さんが事業化したのは、外国語の日本酒メニューをクラウド上で簡単に作成できる飲食店向けのウェブアプリ「SAKELOGY(サケロジー)」だ。外国人観光客に銘柄ごとの飲み頃の温度、料理との相性、造り手のストーリーなどさまざまな情報を提供し、飲食店の売上アップと業務効率化につなげる。飲食店にウェブアプリを販売するほか、消費データを酒造メーカーに提供し、商品開発やマーケティングを支援していく計画だ。

県産の安全な野菜と医師監修のレシピを宅配

(株)オフィスシュナイダー 手島 シークリンデ氏の写真 地域活性化賞
手島 シークリンデ

(株)オフィスシュナイダー

 手島シークリンデさんは自身と同じ子育て世代に安全な食材を届けたいと、石川県で採れた有機野菜や無農薬野菜を宅配するサービスの立ち上げ準備を進めている。県内の農家5軒と契約するほか、地元のクリニックとも連携し、野菜や加工品とともに医師や栄養士が監修したレシピを同封するのが最大の特徴。同社が得意とするマスメディア、自社メディア、ソーシャルメディアの3つのメディアを生かしたPR力で認知度を上げていく。

IoTと音声データを活用、機関士の業務を効率化

北陸先端科学技術大学院大学 井上 杜太郎氏の写真 学生賞
井上 杜太郎

北陸先端科学技術大学院大学

 井上杜太郎さんが計画するのは、IoTと「音声つぶやきシステム」を活用し、漁船や内航商船でエンジン、ボイラーなどの機械を運転・整備する機関士を支援するシステムの開発と事業化である。IoTによって集めた機械のデータと音声つぶやきシステムで集めた機械の異常や異変に関する機関士の気付きを、一体的に管理・活用して業務の効率化や知識の継承につなげることを目指す。2019年夏頃に船舶での実証実験を開始する予定だ。

ファイナリストと発表テーマ

(株)バイオーム 藤木 庄五郎氏の写真
藤木 庄五郎
(株)バイオーム
生物情報プラットフォーム「バイオーム」

ものレボ(株) 細井 雄太氏の写真
細井 雄太
ものレボ(株)
町工場IoTプラットフォーム「いきなりIoT」

アサイクル(株) 浅井 亨介氏の写真
浅井 亨介
アサイクル(株)
薬局と医薬品流通を救うAIによる需要予測サービスの提供事業

(株)おてつたび 永岡 里菜氏の写真
永岡 里菜
(株)おてつたび
おてつたび~困りごとを通じて新しい地域のファン作りを~

企業情報

企業名 公益財団法人 石川県産業創出支援機構
創業・設立 設立 1999年4月1日
事業内容 新産業創出のための総合的支援、産学・産業間のコーディネート機関

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関連情報

関連URL 情報誌ISICO vol.103
備考 情報誌「ISICO」vol.103より抜粋
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掲載号 vol.103