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イノベーションを巻き起こすため、若者が冒険できる環境づくりを

印刷用ページを表示する更新日:2019年6月12日更新

有識者に聞く! ISICOの先進力

ISICOが手がける取り組みについて、連携したり利用したりする側の皆さんはどのように感じているのでしょうか。産官学金の有識者に、これからの期待も含め、客観的な視点から語ってもらいました。

山崎 光悦氏の写真​国立大学法人金沢大学 学長​
山崎 光悦(やまざき こうえつ)

 PROFILE
富山県小矢部市出身。金沢大学大学院工学研究科修士課程修了。同大工学部教授を経て、2010年から理工研究域長、理工学域長を務めた。2012年から2年間、理事・副学長(研究・国際担当)を務め、2014年から現職。専門は計算力学・設計工学。

 産業創成や既存企業の育成に向け、ISICOは目的を明確にした上で、その達成に向けた施策を実行しており、また、近年では利用者のニーズや社会環境の変化に合わせ、支援対象や業務内容を拡充されています。石川県の新産業を創出する上で、ISICOは大変頼もしい存在だと感じております。
 金沢大学においても、自らの強みを生かして地域の産業振興に貢献しようと、さまざまな活動を展開しており、今年6月には、北陸に多く立地する工作機械メーカーなどの競争力強化につながる先端技術を産学官連携で開発するための研究所を新設する予定です。教育の面でも、グローバルに活躍できる人材だけでなく、地域課題の解決に貢献できる人材も必要と考え、昨年、人間社会学域地域創造学類に「観光学・文化継承コース」を新設し、新たな観光の姿を構築するとともに、地元の実情に応じた地域振興に資する人材育成に力を入れています。
 ただ、ISICOも大学も今、大きな転換点を迎えています。スタートアップの聖地であり、世界的有力企業が集積するシリコンバレーは、次々と新たな産業が生まれ、世界中から富を集めています。これを追撃するのは深せんや蘇州で、近い将来、インドも加わってくるに違いありません。こうしたエリアに日本が、あるいは石川や北陸が対抗する術を考えるならば、ISICOも大学も舵を切り直さなければいけません。
 シリコンバレーなどと同様にイノベーションを生み出すには、若い人がハイリスク・ハイリターンを狙って冒険することができて、失敗してもやり直せる環境を整える必要があります。ISICOの施策としては、最低でも月1回、できれば10日に1回、石川に投資家を呼び込んで、ピッチコンテストを開催し、起業家に資金獲得の機会を提供するのも一つのアイデアです。
 新産業に必要な英知を提供するのは大学の役割であり、目覚ましい研究成果が出たときには、今まで以上に積極的に産業界へ事業化を提案する必要があるでしょう。イノベーションを推進するリーダーの養成も不可欠で、金沢大学では文理融合の共創を通じた価値創出・融合を学び社会変革を先導する人材を養成する学域の創設に向け、準備しているところです。
 設立20周年を機に次の20年で県産業が目指すビジョンを明確にし、その上で具体的なアクションプランを実行するのがISICOの役割です。地方創生に日本の活路があるのは間違いなく、ISICOも施策次第でこれまで以上に存在感を発揮できるに違いありません。これからのISICOにも大いに期待しています。

企業情報

企業名 国立が医学法人金沢大学
創業・設立
事業内容 地域と世界への貢献を目指す基幹的国立総合大学

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備考 情報誌「ISICO」vol.106より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.106