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地域資源を生かした新事業の創出へ ISICOとの連携をますます強化

印刷ページ表示 更新日:2019年6月12日更新

有識者に聞く! ISICOの先進力

ISICOが手がける取り組みについて、連携したり利用したりする側の皆さんはどのように感じているのでしょうか。産官学金の有識者に、これからの期待も含め、客観的な視点から語ってもらいました。

大林 重治氏​のと共栄信用金庫 会長
大林 重治(おおばやししげはる) 氏​​

 PROFILE
石川県七尾市出身。1961年に石川県立七尾高等学校を卒業後、能登信用金庫(2003年に共栄信用金庫と合併し、現在の名称に変更)に入庫。理事、常務などを歴任し、1999年から理事長を務める。2018年6月から現職。七尾商工会議所会頭、石川県信用金庫協会長、北陸地区信用金庫協会長、全国信用金庫協会副会長なども務めている。

 ISICOが発足した当初、理事長を務める谷本正憲知事が「縦割り行政では県内中小企業が求めるサービスを十分に提供できない。そこで設立したのが組織横断的に業務に取り組むISICOである」と話していたのが印象に残っています。創業支援や産学官連携による研究開発支援、当庫も出資する全国最大規模のファンドによる地域資源を生かした商品開発の支援など、その後展開されているどの都道府県にも負けない充実したサポートや、ISICOの後押しを受けて生み出された成果を見ると、知事の狙いは十分に達成されていると感じます。
 私たちにとってもISICOの存在が助けとなっています。というのも、地域の金融機関は、かつてのようにファイナンス面の支援だけでなく、企業の経営課題を分析し、改善策を提案することが求められているからです。とはいえ、私たちのような小規模な金融機関では多くの専門家を擁しているわけでなく、ISICOを通じてさまざまな専門家にご協力いただくことで、適切なサポートにつながっているのです。
 8年ほど前からはISICOからの要請に応じ、若手職員1名を2年の任期で出向させています。ISICOでの仕事を通じて、中小企業をサポートするノウハウが身に付く上、幅広い分野の専門家との人脈を作ることに役立っています。
 また、のと共栄信用金庫は、七尾商工会議所や七尾市、日本政策金融公庫と連携し、起業を後押しする「ななお創業応援カルテット」事業を2014年から始め、これまでに79件の創業が実現しました。この事業でも、ISICOが会議所内に設けた「石川県よろず支援拠点・能登サテライト」から協力を得ることで、支援内容の充実につながっています。
 ところで、今なお持続する北陸新幹線の開業効果は想像を超えるものがあるとはいえ、金沢に比べれば、能登や加賀への波及効果は限定的と言わざるを得ません。首都圏からの観光客に人気で、近年ブランド化が進む「能登ふぐ」のように、県内各地に有効活用されていない地域資源がまだまだ眠っているはずですから、こうした地域資源を生かした新産業の創出に向け、ISICOとの連携をますます強化したいと考えています。
 このところ好調を維持していた日本経済も今後、減速するとの見方が広がっています。こうした状況下でこそ、ISICOや金融機関の役割は非常に大きくなります。今まで以上に地域の皆さまに寄り添った支援に注力するため、引き続きISICOと協力し合っていきたいと思っています。

企業情報

企業名 のと共栄信用金庫
創業・設立
事業内容 石川県七尾市に本店のある信用金庫

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備考 情報誌「ISICO」vol.106より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.106


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