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歯科医目線でシェアトップ 上昇飛行続け上場果たす ~(株)歯愛メディカル

印刷用ページを表示する更新日:2019年6月14日更新

羽ばたくISICOの支援企業

ISICOの支援メニューを活用しながら、創意工夫を凝らした取り組みで業績の向上や業容の拡大を果たした県内中小企業の中から、モデル事例として7社を紹介します。​​

圧倒的コストダウンを実現

清水清人社長の写真 歯科医院向けの通販を主力事業にする歯愛メディカルは、全国に約7万件ある歯科医院のうち約6万4千件と取引実績を持つ歯科通信販売のナンバーワン企業です。2016年に北陸の企業では初となる東証の機関投資家向け市場「TOKYO PRO Market」に上場し、2017年にはジャスダックへ市場変更するなど、創業以来、飛躍的な成長を遂げています。
 業界では後発であるにもかかわらず、同社がシェアトップまで上り詰めることができたのは、歯科医でもある清水清人(きよと)社長が「自分のほしいものを、ほしい価格で提供した」ことにあります。「歯ブラシ1本が400円もした」(清水社長)というように、歯科関連資材は非常に割高で、その流通網はメーカーから一次卸、二次卸を経て、販売業者の営業マンが歯科医院に出向いて販売するという高コスト体質でした。
 そこで、同社は中間業者を省く通販で大幅なコストダウンを実現。中でも業界に衝撃を与えたのが診療用の紙コップでした。多岐にわたるラインアップの歯ブラシの写真。グッドデザイン賞も受賞している。コップに口腔ケア商品の広告を載せるという発想の転換で、従来品と同品質ながら10分の1の価格で提供したのです。
 また、自社開発のオリジナル歯ブラシもヒットしました。ブラシの届きにくい歯の裏側や奥歯をきれいに磨けるというもので、清水社長を含む歯科医と歯科衛生士らが知恵を絞って考案しました。こうした歯ブラシだけでも子ども向け、高齢者向け、左利き向けなど150種以上をラインアップし、1本あたり数十円とこちらもリーズナブルな価格で販売しています。

ニーズ捉えた多角展開

 通販だけでなく電気・ガス、予約管理システム、カルテ保管など、同社は歯科医院向けにさまざまなサービスを展開しています。中でも業界の注目を集めたのが、2014年にISICOの支援を受け採択されたものづくり補助金を活用して導入したCAD/CAMシステムによる義歯加工サービスです。
 従来、かぶせ物やインプラントなどの義歯は歯科技工士が手作りするのが一般的で、納期は長く、価格も安くありませんでした。一方、同サービスでは歯科医院で患部をスキャンし、そのデータと技工指示書をメールするだけで立体切削加工機が義歯を作ってくれ、スピーディーな上、高品質かつ低価格とあって高い評価を得ています。
コストを抑えると同時にリードタイムを短縮し、競争力を高めている内製化された物流の様子の写真。 このほか、自社ブランド製品のデザイン統一や物流センターを兼ねた現本社への移転などにあたって、同社はISICOや県からさまざまな後押しを受けてきました。とりわけ、「助けられた」と清水社長が振り返るのが創業初期、海外の歯科関連資材の情報収集や展示会へ参加する際に受けたサポートです。
 「ISICOにはこれからも起業家を育む存在であってほしい」と話す清水社長。さまざまな形で企業を支援するISICOと同様に、同社は「歯科医に喜ばれることは何でもやっていく」という方針で、二手三手先を見据えた事業戦略を練っています。

企業情報

企業名 株式会社 歯愛メディカル
創業・設立 設立 2000年1月
事業内容 歯科材料・医療用品の通販、歯科医院向け各種サービス

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備考 情報誌「ISICO」vol.106より抜粋
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掲載号 vol.106