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【巻頭特集】スタートアップビジネスプランコンテストいしかわ2019

印刷用ページを表示する更新日:2019年11月28日更新

独自アイデアの実現を目指し、8名が公開プレゼンで火花

スタートアップビジネスプランコンテストの会場風景写真   

ISICOは10月24日、県地場産業振興センターで「スタートアップビジネスプランコンテストいしかわ2019」を開催した。将来有望な起業家を発掘するコンテストは今年で13回目を迎え、新たに日本総合研究所が企画運営するイノベーター支援プログラム「未来2020」2次審査会への推薦が得られる未来賞を設けた。当日は過去最多となる171件(県内108件、県外63件)の応募者の中から、ファイナリスト8名が事業計画を発表し、特別賞の受賞者も取り組みを披露。審査委員長を務めるアイ・オー・データ機器の細野昭雄会長をはじめ各業界で活躍する起業家や投資家らが審査した。今回の巻頭特集では最優秀起業家賞をはじめ、各賞の受賞者5名の提案を紹介する。​

医師同士がアドバイスしあうオンライン相談サービスを展開​

中山俊氏の写真 ​最優秀起業家賞
中山 俊/アンター(株)

 最大600万円のスタートアップ補助金が交付される最優秀起業家賞に輝いた中山俊さんは医師同士をつなぐオンライン相談サービス「Antaa(アンター)」について発表した。
 例えば、深夜に医師が一人で急患に対応し、専門外の症状の診療に不安がある場合などに、パソコンやスマートフォンから質問を投げかけると、登録する専門医からアドバイスを得ることができる。登録するには実名や勤務先、出身大学、医師免許などの情報を明示する必要があり、現在までに全国で約6,000人の医師が参加。発表時には十数分で回答が得られ、問題解決につながった事例などが紹介された。
 このサービスは整形外科医として働く中山さん自身が、当直時に感じた不安を出発点に考案した。自治体や医療機関のほか、医師に情報提供の機会を設けることで、民間企業からも利用料を得ている。
 石川県全体の医師数(人口比)は全国平均を上回っているが、能登北部などでは不足しており、医師の偏在が問題となっていることから、中山さんは「Antaaを使って医師同士が互いにバックアップしあうことで、どこに住んでいても、どんな時間帯でも、患者さんが安心して医療を受けられる世界を作っていきたい」と意欲を燃やし、2023年には18億円の売り上げを目指している。

デジタル技術と匠の技を融合 乳房を失った女性に笑顔を​

小杉千里氏の写真 優秀起業家賞/未来賞/女性起業家賞​
小杉 千里
/ SAKURA JAPAN

 小杉千里さんは乳がん手術で乳房を失った女性に、高品質の人工乳房を手頃な価格で提供するビジネスプランを発表し、トリプル受賞を達成した。これまで手がけてきた人工乳房のデータと積層式3Dプリンターを活用して製作したトライアルキットを使って購入者自身が自宅でフィッティングできるようにし、LINEなどでやりとりしながら補整する。従来品に比べて価格を3分の1以下の10万円程度に抑えられるほか、何度も面談して手術痕を見せる必要もないため、購入者の精神的な負担も軽減する。2021年1月の起業を予定している。

動画を撮影、投稿するだけで省人化に最適のロボットを提案​

村中伸滋氏の写真 優秀起業家賞
村中 伸滋
/Quiny(株)

 今年2月に起業した村中伸滋さんは、人手不足で悩む中小製造企業にアプリを通じたソリューションの提供を目指している。利用者が省力化したい作業工程を動画で撮影してアプリに投稿すると、その動画を解析した上で、既製のロボットやオーダーメイドの専用機、道具・治具など、現場に合わせた最適のソリューションを提案する。納入に当たっては関西・北陸のパートナー企業と連携する。コンテスト当日にはアプリのテスト版をリリース。「ロボットを導入したいが、どうしていいか分からない」。そんな企業の声に応えようと開発に注力している。

IoTを駆使して延焼から家屋と命を守るスプリンクラーを開発​

田中裕之氏の写真 学生賞
田中 裕之
/田中ミスト製作所

 金沢大学大学院1年の田中裕之さんは、火災を自動的に検知して屋根や軒裏などに放水し、隣家などからのもらい火を防ぐ「加賀鳶IoTスプリンクラー」を開発、販売しようと考えている。過去の火災データを分析した上で延焼経路の遮断に効果的な3層構造の放水口を設けるほか、火災による熱を下げるため、熱吸収効率に優れた霧を放水する。IoTを活用し、火災の発生場所や風向きに応じて放水する場所を最適化する。木造家屋が密集する市街地での導入を想定し、2021年の販売開始に向け、今後は製品の改良や実証実験などに取り組む。

ヴィーガン料理を目玉に国内外の観光客を石川へ​

沢野亜伊子氏の写真 地域活性化賞
沢野 亜伊子

 金沢市内で動物性食品を一切使わない「ヴィーガン」の料理教室を開く沢野亜伊子さん。華やかな野菜寿司を考案するなど、質素なイメージを持たれがちなヴィーガン料理の可能性を創意工夫で広げている。訪日外国人観光客の約5%がベジタリアンと推計され、世界的な和食ブームを背景に日本の食材を使って調理を体験したいというニーズが高まっていることから、従来の活動を発展させ、自然栽培による農業体験やヴィーガン料理作りを楽しんだ後、古民家に宿泊するといった観光プランを展開し、国内外から人を呼び込み、地域活性化につなげる考えだ。

ファイナリストと発表テーマ

長坂剛氏の写真長坂 剛
エーテンラボ(株)
住民の健康寿命延伸をピアサポートによる行動変容で実現する「みんチャレ」アプリの有効性検証

 西口潤氏の写真西口 潤
(株)toraru
“GENCHI”
体の移動しない新しい移動サービス

青木小波氏の写真青木 小波
(株)A.SPACE
美術品を自由に使うサブスクリプションサービス
「シェアリアル」 share real art

有本勲氏の写真有本 勲
(同)山立会
里山を舞台に多角経営する里山総合会社を創る
~里山の課題解決と価値創出を目指せ!

企業情報

企業名 公益財団法人 石川県産業創出支援機構
創業・設立 設立 1999年4月1日
事業内容 新産業創出のための総合的支援、産学・産業間のコーディネート機関

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関連情報

関連URL 情報誌ISICO vol.108
備考 情報誌「ISICO」vol.108より抜粋
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掲載号 vol.108