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ISICOは11月29日、「石川県ビジネス商談会」を金沢東急ホテルで開催し、県内の製造業82社が県外の大手・中堅発注企業25社の調達担当者らに自社の技術力をPRしました。受注開拓に向けたISICOの取り組みと利用企業の声を紹介します。
ISICOでは県内中小企業の安定的な受注確保と将来有望な分野への進出を後押しするため、県外発注企業に対する取引あっせん活動に取り組んでいます。
例えば、県内企業のコア技術や得意とする加工、保有設備などをまとめた冊子「石川県受注企業名簿」(通称:赤本)を毎年作成し、発注企業約2,500社に送って情報提供しています。
また、ISICOのスタッフやアドバイザーが県外企業を訪問して発注情報を収集し、その内容を県内企業にフィードバックして受注につなげています。企業訪問数は例年、延べ600~700社に上り、今回の商談会もこうした活動を通じて石川県の企業に興味を持っていただいた発注企業の調達担当者を招いて開催しました。
こうした取り組みはISICOの前身の頃から「受注開拓懇談会」として継続的に開催してきました。県外の大手・中堅企業と県内企業とが一堂に会し、名刺交換会の後、食事を取りながら受発注情報を交換しあう場で、第1回は1986年にさかのぼります。以来、基本的には毎年春には金沢で、秋には東京・大阪・愛知のいずれかで開き、成果を挙げてきました。
コロナ禍のため、ここ2年は開催を見送ってきましたが、今年度は感染対策のため15分ずつの個別面談形式による「石川県ビジネス商談会」として開催しました。また、翌日には発注企業が県内企業の工場を視察し、生産状況を確認しました。
ISICOの担当者は「普段は付き合いのない大手・中堅企業と接点を作るいい機会になります。受注できれば、技術力の向上や設備の増強も期待できます」と話します。
来年度以降もコロナの状況を考慮しながら、受注開拓懇談会あるいはビジネス商談会の開催を予定していますので、ぜひご参加ください。
企業名 | 公益財団法人 石川県産業創出支援機構 |
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創業・設立 | 設立 1999年4月1日 |
事業内容 | 新産業創出のための総合的支援、産学・産業間のコーディネート機関 |
関連URL | 情報誌ISICO vol.120 |
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備考 | 情報誌「ISICO」vol.120より抜粋 |
添付ファイル | |
掲載号 | vol.120 |