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ISICOは11月29日、「石川県ビジネス商談会」を金沢東急ホテルで開催し、県内の製造業82社が県外の大手・中堅発注企業25社の調達担当者らに自社の技術力をPRしました。受注開拓に向けたISICOの取り組みと利用企業の声を紹介します。
建設機械や産業機械に使われているブッシュ(軸受け)などを製造する富士精機。同社は受注開拓懇談会が始まった当初から毎回欠かさず参加し、大手機械メーカーとの取引実績を積み上げてきました。
「受注までに1年かかった企業もありましたが、そんな企業ほど付き合いが長続きします」と話すのは川島正夫社長です。その言葉通り、20年、30年と取引が続いているメーカーが複数あり、受注額は同社の年間売上高の約3割を占めています。
同社が大手機械メーカーに納品した部品を、たまたま工場見学に訪れていた別の会社の資材担当者が目にして技術力に感心し、それまで社内で製造していた部品を発注してくれたケースもありました。
石川県ビジネス商談会にも参加し、村上文一営業部長は「3社に対して濃厚なPRができました」と手応えを話します。このほか7社にはISICOを通じてパンフレットを渡しました。工場見学に訪れる企業や見積もりを依頼してきた企業もあり、今後の受注に期待を寄せています。
企業名 | 富士精機 株式会社 |
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創業・設立 | 創業 1957年5月 |
事業内容 | 建設機械部品、産業機械部品の製造、販売 |
関連URL | 情報誌ISICO vol.120 |
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備考 | 情報誌「ISICO」vol.120より抜粋 |
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掲載号 | vol.120 |