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コロナショックを契機に開業に挑戦 スタジオを新設し、ピラティス指導 ~Pilates Re-Bodies

印刷用ページを表示する更新日:2022年3月8日更新

スポットライト

清水克美さんは昨年5月に金沢市内でピラティススタジオをオープンした。事業はスタートしたばかりだが、固定客が順調に増え、既に予約の取りづらい人気店となっている。「実は起業なんてまったく考えていなかったんです」。そう話す清水さんを動かしたのは、新型コロナの感染拡大だった。​

一人一人に合わせた丁寧な指導が好評

 専用マシン「キャデラック」を使って指導する清水さんの写真​​清水さんが自宅1階でオープンしたスタジオ「Pilates Re-Bodies」は、約24平方メートルのスペースに専用のマシンが並び、1回60分、マンツーマンでの指導を基本とする。浅野川に面した立地で、大きな窓を開けるとせせらぎや鳥のさえずりが聞こえ、気持ちもリラックスする。
 ピラティスとはマットの上で運動したり、専用のマシンを使ったりしてインナーマッスルや体幹を鍛え、体調を整えるエクササイズだ。清水さんは肩こりや腰痛といった体の悩みや骨格、筋力などを考慮し、一人一人に合わせた運動を提案し、健康づくりをサポートする。「体がすっきりした」「肩こりが楽になった」など、レッスン後に寄せられる喜びの声がモチベーションの源泉だ。

コロナで勤務先が休業し収入減に直面

 開業から約9カ月、定期的に足を運んでくれる固定客は既に120人を超えている。上々のスタートを切った清水さんだが、決して最初から起業意欲が旺盛だったわけではない。
 清水さんはもともと看護師として働き、約15年前から金沢市内のスポーツジムでピラティスのインストラクターを務めていた。「このまま一生続けるつもりでした」と話す清水さんに転機が訪れたのは2020年春のことである。新型コロナウイルスの感染拡大により4月半ばから約1カ月半、ジムが休業を余儀なくされたのだ。正社員ではなく、歩合制の業務委託契約で働いていたため、収入は激減した。
 そんな状況に不安を覚え、考え始めたのが自前のスタジオの開設だった。そこでISICOにアドバイスを求め、支援メニューを利用するうち、次第に独立への思いを強くしていった。

持続化補助金を活用し専用マシンを充実

 清水さんは手始めに、コロナ禍を機に新業態に乗り出す事業者を支援する「新分野チャレンジ緊急支援費補助金」に申請し、オンラインレッスンのための機材を導入した。
 その後、石川県よろず支援拠点の創業相談を受けながら、ISICOが毎年実施する「スタートアップビジネスプランコンテストいしかわ」にエントリーした。エントリー時には事業の特徴や対象となる顧客、マーケティング戦略、競合先、収益性などについて記載した事業計画書の作成が必要で、自身の仕事を見つめ直す時間を通じて、開業の具体的なイメージを膨らませていった。
「リフォーマー」と呼ばれる専用マシンを使い、運動する女性と指導する清水さんの写真 残念ながらコンテスト本選への出場はかなわなかったが、清水さんは将来を見据えて開業を決意。当初はテナントで始めるつもりだったが、好条件の物件が見当たらなかったため、夫と資金計画を相談の上、自宅兼スタジオの新築に踏み切った。不動産情報の収集や建築には、これまでの顧客が協力してくれた。
 また、国の「小規模事業者持続化補助金」を活用し、「キャデラック」「リーフォーマー」と呼ばれるアメリカ製のマシンを導入した。こうした専用の設備が一式そろっているスタジオは県内で数少なく、大きな強みとなっている。このほか、予約システム、レジ、空気清浄機の購入、広告宣伝にもこの補助金が役立った。

運動習慣のない人が新たな顧客に

 開業後、ジムで清水さんの指導を受けていた顧客約60人は、ほぼ全員が新設したスタジオに移行してくれた。フリーペーパーやウェブメディアでの広告宣伝も集客に奏功している。
 清水さんにとって意外だったのは、運動習慣のない人が来てくれるようになったことだ。
 「日頃、運動していない方は、私が思っているよりも筋肉に力が入らなくて、今まで以上に工夫して指導するようになりました」(清水さん)。
 代表インストラクター 清水克美さんの写真何回か通ううち、「手すりにつかまらなくても階段を下りられるようになりました」と喜んでくれる人もいて、ピラティスが健康増進に効果的なエクササイズであることをあらためて実感した。こうした経験を基に、既存の顧客にも、よりきめ細かな指導ができるようになり、インストラクターとしての成長につながっている。
 また、努力が数字に表れる点もやりがいであり、収入も増えた。自宅にスタジオを開設したため、通勤時間やジムで待機する時間がなくなり、時間を有意義に使えるようになった点もメリットだ。
 清水さんは3年前に手術を受け、両足に人工股関節を入れている。それでもピラティスのおかげで痛みもなくマラソンを走れるそうで、「今後は人工股関節での日常生活に不安を抱えている方の健康サポートにも力を入れたい」と使命感を燃やしている。

企業情報

企業名 Pilates Re-Bodies
創業・設立
事業内容 マットの上で運動したり、専用のマシンを使ったりしてインナーマッスルや体幹を鍛え、体調を整えるエクササイズ(ピラティス)を指導。

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関連情報

関連URL 情報誌ISICO vol.121
備考 情報誌「ISICO」vol.121より抜粋
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掲載号 vol.121

 


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