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ISICOは9月4日から3日間、東京ビッグサイトで開かれた「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2024」に出展した。これは、ISICOが県内中小企業の新商品を首都圏に売り込むために取り組んでいる事業で、今回は27社が出展し、独自の技術や工夫を凝らした商品をバイヤーらにアピールした。
ギフト・ショーはパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市として国内最大規模を誇り、毎年春と秋に開催されている。今回は国内外から約2,800社が出展し、会期中は百貨店や専門店、卸売業者などのバイヤーら約22万人が来場し、会場のあちこちで活発な商談が繰り広げられた。
ISICOでは2006年度から毎年、首都圏での販路拡大を目指す県内中小企業を募って、ギフト・ショーに出展している。一つのブースの中に、複数の企業紹介コーナーを設けた合同出展形式で来場者にPRし、大きな成果を挙げた。
今回は周囲に配置された県内企業の単独ブースとも連動するよう、全体的に開放感のある造りとした。また、ブースの一角には震災復興コーナーを設け、パネル展示で被災状況や復興に向けた取り組みを紹介。多くの来場者が足を止めて、パネルに見入った。
ブースのデザインを手掛けたSUPER PENGUIN(株)(東京都)の竹村尚久社長は「単に被害状況を伝えるだけでなく、来場したバイヤーらが石川の未来に期待感を抱いてくれる内容になるよう工夫した」と話す。
ギフト・ショーを主催するビジネスガイド社の芳賀信享(のぶゆき)社長、来間洋人事業部次長もISICOブースを訪れ、芳賀社長は「震災の影響を感じさせない、活力と笑顔にあふれたブースだ。出展企業の皆さんには、これからもいい商品を作り続けてほしい」と期待を寄せた。
企業名 | 公益財団法人 石川県産業創出支援機構 |
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創業・設立 | 設立 1999年4月1日 |
事業内容 | 新産業創出のための総合的支援、産学・産業間のコーディネート機関 |
関連URL | 情報誌ISICO vol.138 |
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備考 | 情報誌「ISICO」vol.138より抜粋 |
添付ファイル | |
掲載号 | vol.138 |