本文
ISICO人材アドバイザー
矢部 敏明
採用戦略は総務・人事だけの業務ではなく、経営戦略と位置付け、経営者自身がどのような会社にしたいのか、そのためにはどのような人材が必要なのかを考え、採用ターゲットを具体化することが重要です。その際、今いる社員の中から「こういう人材がもう一人ほしい」というイメージを膨らませるのも一つの手でしょう。入社して感じているメリットや入社理由を社員に聞けば、自社の強みや魅力を再認識し、採用ターゲットの絞り込みに役立てることができます。
ハローワークは、中小企業にとって非常に強力な無料の採用インフラです。求人票は定期的に更新し、ハローワークの求職者側の部門にも積極的に情報提供し、自社を知ってもらいましょう。今や求人票はプレゼンテーション資料です。記述部分の「職種」「仕事内容」「求人に関する特記事項」欄などに求職者目線でキーワードを盛り込み、分かりやすく書くことで、検索されやすくなります。自社にとって不都合だと思う情報も正直に伝えるとミスマッチが減り、その状況をプラスに捉える人材に出会える可能性もあります。
また、第二新卒やシニア層、外国人など、多様な人材に目を向けましょう。UIターン人材をターゲットにするなら、応募しやすいようにオンライン面接の導入も積極的に検討してください。採用は継続的に取り組むべき活動です。採用した人材にも入社後に感じたギャップをヒアリングし、求人票や採用プロセスを常に改善していきましょう。
お問い合わせ
ISICO 総務企画部企画広報課
TEL. 076-267-1239
E-mail.jinza i@isico.or.jp
企業名 | 公益財団法人 石川県産業創出支援機構 |
---|---|
創業・設立 | 設立 1999年4月1日 |
事業内容 | 新産業創出のための総合的支援、産学・産業間のコーディネート機関 |
関連URL | 情報誌ISICO vol.141 |
---|---|
備考 | 情報誌「ISICO」vol.141より抜粋 |
添付ファイル | |
掲載号 | vol.141 |