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デザイン力で地元のモノづくりをサポート! ~エイジデザイン

印刷ページ表示 更新日:2017年12月20日更新

ひらくるさくら小皿

デザイン力で地元のモノづくりをサポート!

<平成24年度活性化ファンド採択事業>

事業名

デザイナーがプロデュースする、感性価値あふれるテーブルウェア

商品名

 九谷焼のテーブルウェア「hiracle(ひらくる)さくら小皿」

hiracle さくら小皿

キャッチコピー

 「パッと花咲く!不思議な小皿」

開発の経緯

稲垣揚平氏は、金沢美術工芸大学を卒業後、大手メーカー(大阪)勤務を経て、2005年に独立し、地元金沢にてエイジデザイン(株)を設立。以来、地元企業の製品デザインや伝統工芸にデザインの感性をプラスすることで、キラリと輝きを放つプロダクトデザインに取り組んできている。

 そうした活動の中で、伝統工芸の意匠に使えないだろうかとデッサンを描き、自身の中で温めていた花びらのアイデアを九谷焼の小皿に展開できないかと考え、九谷焼の製陶業者と商品化に向けての試行錯誤をスタートさせ、2012年7月に商品化したのが、「ひらくるさくら小皿」である。

新規性

九谷焼と聞くと九谷五彩に代表される色絵の皿をイメージする人が多いと思うが、稲垣氏は敢えて九谷焼らしい色を使わず、なおかつ単に花びらの絵を皿に描くのではなく、白生地の小皿に醤油や酢などの液体調味料を注ぐと、花びらの模様が鮮やかに浮かび上がる造形を考案する。

お皿に花びらの絵付けがしてあるものは従来から作られているが、絵付けを施さずに、液体調味料を入れることで、隠れていた形が浮かび上がるという楽しさと遊び心が、他の商品にない「hiracleさくら小皿」の特徴だ。

hiracle さくら小皿

こだわり​

九谷焼の絵付けをせず、九谷の花坂陶石を使った白生地を使い、なおかつ地元の製陶所で製造することにモノづくりの面で最もこだわった。花びらの形状について試行錯誤を重ねた中で、形状が複雑になるほど使い勝手が悪く、汚れが取れにくくなることが分かり、できるだけシンプルな造形で、日本人なら誰しもが好きな桜の花びらに落ち着く。

小皿の中に施す桜の花びらの造形は、3D技術を駆使し、デジタル画像にて液体を注いだ時の花びらの浮き上がり具合を何度も検証した上で、納得できたデータを元に原型を作成。型抜きして乾燥させた小皿1つ1つに手作業で釉薬を塗り、焼成して出来上がる。小皿の名前hiracleには、花が開く、閃くなどの思いが込められている。

希望小売価格

 さくら小皿 1枚      1,575円(税込)

 さくら小皿 2枚セット  3,150円(税込)

 さくら小皿 5枚セット  7,875円(税込)

 小皿のカラーはホワイトとピンクの2色。サイズは直径10cm。

 送料別途。

hiracle さくら小皿 九谷陶泉

販売方法

金沢市内では、当社ギャラリー、北山堂、コニーズアイ、直源醤油ショップにて購入できる。その他、問屋経由で全国のセレクトショップや通販でも販売。​

課題と方向性

販売開始から1年が経過した現在、地元製陶所での少量生産ということもあるが、受注量に生産量が追いつかない状態が続いており、「広告宣伝や販促を全くしていない中で、なかなか反応がいいと思っています。数を売ることが目的ではなく、長い目でしっかりこの商品を育てていきたい」と、稲垣氏は思い入れを強調する。自宅用もさることながら、新築祝いや結婚式の引き出物など贈答需要のウエイトが高く、今後の伸びが期待できる。

当シリーズは今秋の新作発表に向け開発を進めている。「今回は九谷焼で商品づくりをしましたが、今後は単にこのバリエーションを増やしていくというのではなく、地元の伝統産業を活性化したいとの思いが強く、デザイナーならではの視点で幅広い分野の商品開発に取り組んでいきたい」と、自らのデザイン力で新しいモノづくりの世界を開拓していく決意を新たにする稲垣氏である。

稲垣揚平 代表取締役

    稲垣 揚平 代表取締役

会社概要

 ・商 号 エイジデザイン(株)

 ・住 所 金沢市広坂1-2-32 北山堂ビル4階

 ・TEL (076)222-0023

 ・FAX (076)222-0023

 ・URL http://www.agedesign.jp


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