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能登の恵み(珪藻土)が職人技によって火をあやつるピザ窯に大変身!~能登珪藻土研究会

印刷ページ表示 更新日:2017年12月11日更新

 珪藻土ピザ窯

   能登の恵み(珪藻土)が職人技によって

             火をあやつるピザ窯に大変身!

   <22年度活性化ファンド採択事業>

事業名

金沢美術工芸大学と連携した珪藻土商品開発・販売開拓プロジェクト「能登珪藻土グルメ窯の商品化並びに食関連商品の開発」

商品名        

 Dogama K2

キャッチコピー

 火をあやつるピザ窯

開発の経緯     

平成21年4月、地域ブランドづくりが各業界で取り組まれる中で、能登珪藻土をブランド化したいとの思いが高まってきたことから、現在七尾に9社、珠洲に4社ある珪藻土製品製造企業が、パイが縮小傾向にある珪藻土商品の需要を喚起すべく、時代のニーズに対応した商品開発に取り組むことや業界としての課題解決に取り組むことを目的に能登珪藻土研究会を設立した。現代の生活の中で使ってもらえるコンロ製品の開発をすべく、金沢美術工芸大学の門を叩き、これから社会に出る学生を対象にコンロコンテストを実施し、40点あまりの作品の中から5点を選び、その中のグランプリがこのピザ窯の元となるデザインだった。

 

      

 ◇新規性        

従来、珪藻土のコンロを使って魚介や肉、野菜を焼くバーベキューは一般的だが、珪藻土でつくった窯でピザを焼くという発想は皆無だったことと、コンロから脱皮できる新商品として非常にインパクトのあるアイデアとデザインであったことで、全員一致でピザ窯の製作に取り組むことを決める。据え置き型の石や耐火煉瓦などを用いたピザ窯は数多く出回っているが、珪藻土でピザ専用窯として商品化したのはこのDogama K2が国内第一号である。

      

こだわり

試作を重ねる中で、窯上部に凹みをつけることによる熱の対流で、ピザ生地の中の水分を一気に気化させ、表面はパリッと内部はモッチリと焼き上がることや、炉内が400℃以上にもかかわらず外側は素手で触れるほどに断熱性が優れており、火傷の心配がないことなどが分かり、特許を出願中である。これまでの据え置き型のピザ窯のイメージを一新するコンパクトでスタイリッシュなデザインと使い勝手の良さがDogama K2の最大のこだわりであり、売りでもある。

    

     

   

Dogama K2 おいしさのひみつ

・火をあやつる

 珪藻土がピザを焼くのに最適な条件を自然の力でコントロールする

・目の前でピザを焼く楽しさを演出

 配管や煙突が不要のため、設置場所を選ばず、顧客の目の前で焼き上げる臨場感がおいしさをアップさせます。

・使いやすさとコストパフォーマンス

 珪藻土は断熱性が高いため、窯の外側に触れても火傷の心配がなく、熱効率がよく燃料を無駄なく使える。

・カスタマイズが可能

 お店の雰囲気や使い方に合わせてキャスターの高さを変更でき、グリルプレートのカスタマイズも可能で、職人のこだわりの焼き具合を実現します。

・ガス、炭のいずれにも対応

 熱源はガスまたは炭が選べ、珪藻土の遠赤外線効果で素早く中まで火を通し、うまみを逃しません。

導入事例      

七尾市にある欧風食堂エピスにDogama K2が導入されており、ピザはもちろんのこと、窯焼き料理なども提供している。是非お店で小山シェフのピザをご賞味あれ。

 ■欧風食堂エピス

  七尾市和倉町ワ部13番地1  TEL0767-62-4188

  毎週水曜定休 

     

             小山シェフ夫妻

希望小売価格      

        本体1台         370,000円(税込)

        スタンドキャスター    オープン価格

販売方法

購入を希望される場合は、能登珪藻土研究会会員企業まで直接お問い合わせください。なお、商品の発送にあたっては、別途運送費が必要となる。注文から1ヶ月程度で納品可。

課題と方向性

平成23年10月、パシフィコ横浜で開催された第2回パスタ産業展に出展した際、炭の場合は1枚焼いて取り出し、次のピザを焼く場合、適温になるまでのリードタイムを要する点が、業務用としてネックになる点を指摘されたことから、ガスでも対応できる形に作り替えたのがDogama K2である。また、家庭用として使えるコンパクトなものがあればとの要望もあることから、珪藻土切り出しピザ窯を参考出品したが、これは切り出しのために価格的に高価なため、手頃な価格にするための工夫がこれからの課題である。さらには、現代の生活様式に合わせた商品開発にも取り組んでおり、コンロ以外の商品としてキノコ型の香炉や蚊取り線香の置き台などの試作品もでき上がっている。「今回の取り組みは我々にとって意識改革につながり、大変いい経験になった。ようやくこれから本格的な販売をスタートさせるところであり、年間50台を目標に頑張りたい」と木地一夫能登珪藻土研究会代表は力を込める。

      

                 木地一郎代表

概要

 ・名 称   能登珪藻土研究会

 ・住 所   七尾市三島町70-1(七尾商工会議所内)

 ・TEL   (0767)54-8888

 ・URL   http://www.noto.or.jp/ 


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