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加賀れんこん焼酎を皮切りに 加賀野菜の新たな商品開発に注力 (有)伸栄館

印刷用ページを表示する更新日:2017年12月15日更新

れんこん焼酎 

加賀れんこん焼酎を皮切りに 加賀野菜の新たな商品開発に注力

<平成23年度活性化ファンド採択事業>

事業名

「加賀れんこん」を利用したれんこん焼酎の開発と商品化

商品名

 加賀れんこん焼酎(アルコール度数30度)四合瓶
 蓮のくれない(アルコール度数25度)1升瓶

キャッチコピー

 ぐいっと 飲んまっし 加賀れんこん焼酎

開発の経緯

北陸自動車道・金沢東インターにほど近いバイパス沿いにあるお酒屋さんが(有)伸栄館である。代表の瀬戸伸夫さんは、地元千坂校下に加賀野菜の一つである加賀れんこんの生産農家が多くあることから、五郎島金時焼酎や加賀丸いも焼酎のように、加賀野菜の加賀れんこんを原料とした焼酎を造りたいとかねてより思いを巡らせていた。その実現に向け4年前から行動を開始したところ、原料は容易に確保できるものの、肝心の醸造を引き受けてもらえる先が石川県内になく、いろいろ探した結果、長野県佐久市の酒造メーカー芙蓉酒造にたどり着く。

同社は様々な野菜を原料に焼酎を製造していたことから、同社に加賀れんこんの焼酎製造を依頼する。加賀れんこんは、いもや麦に比べるとでんぷん質が少ないことから、難しいかと思われたが、同社はデンプン質ゼロの竹の笹焼酎も製造しており、米麹の量を調整することで発酵を促進し、問題なく製造できた。製造にあたり、地元石川県産の加賀れんこん、米、米麹を使用した国内初の加賀れんこんの焼酎であることが評価され、23年度の活性化ファンドに採択される。

れんこん焼酎 renkon

こだわり

地元のれんこん生産者の方たちも、かねてより加賀れんこんの焼酎を造ることが夢で、お酒ができることで加賀れんこんの地位がもう一段アップするとの思いが強くあった。その意味で、原料確保の面でも販売面でも生産者ならびにJAを挙げての全面協力が得られた。れんこん農家にとって、味は同じでも見た目が劣るため店頭に出せなかったれんこんが収入になり、瀬戸氏も高価なブランド野菜を値頃感ある価格で仕入れることができ、ウィンウィンの関係が生まれている。

「平成23年にできあがった初年度の焼酎を試飲したところ、加賀れんこんの風味よりもアルコールを強く感じ、角が立っていたため、酒蔵にお願いして1年間寝かせてもらいました。それによってとてもマイルドになり、麦焼酎ほど軽やかでなく芋焼酎ほど癖がない、すっきりとした淡麗な味わいの焼酎に仕上がりました」と顔を綻ばす。ウイスキー同様にロックで飲んで楽しんでもらいたいとの思いから、アルコール度数30度にこだわった。原料の加賀れんこんはもちろんのこと、米も米麹も石川県産を使用しているが、水は長野県の水を使用していることが、瀬戸氏にとって悔しいところで、「何とか地元の水を使い、地元で製造できるように頑張りますよ」と自らに言い聞かせるように語る。パッケージには、山野之義金沢市長揮毫の「加賀れんこん」の文字から「れ」の字をピックアップし、箱とラベルに大きく目立つように入れた。また、一升瓶には「蓮のくれない」と命名。このネーミングにもこだわりがある。一升瓶は、地元の皆さんに愛飲してもらいたい、応援してもらいたいとの思いから、地元千坂小学校の校歌の一節にある「蓮のくれない」を商品名とした。

れんこん焼酎 れんこん焼酎

現状と方向性

1年目は四合瓶に換算して1,000本を仕込み、2年目は2,000本、3年目は3,500本と順調に生産量を増やしてきている。来年3月には北陸新幹線が開業することもあり、金沢の新たな観光みやげ品に育てるべく販路開拓に勤しんでいる。現在はJA、市内の百貨店、小松空港売店で販売しているが、今後、酒販店にも置いてもらえるよう商品の魅力とものづくりの姿勢を理解してもらいながら、地道に販売先を増やすとともに、加賀れんこん焼酎専用のホームページの開設にも取り組む考えだ。加賀れんこん焼酎がある程度まとまった本数売れるようになれば、自社製造に不可欠な醸造免許の許可が下りる可能性もあることから、北陸新幹線開業をきっかけに販売本数を伸ばし、ゆくゆくは瀬戸酒造店の加賀れんこん焼酎として販売できる日を思い描いている。「生産者の皆さんが待ち望んでいたお酒ができ上がったわけで、これから販売本数を伸ばしていくことが私の役割だと思っています」と熱く語る。

これまで生でしか出荷できなかった加賀れんこんが焼酎となって付加価値が加わり、加賀野菜の新たな活用法を世に知らしめる商品として生産者ならびにJAも大いに期待を寄せている。加賀れんこんにとどまることなく、他の加賀野菜のバリエーションを増やすべく、既に源助大根と打木赤皮甘栗かぼちゃの試験醸造にも取り組んでいる。生産者-JA-醸造所-酒販店-顧客のみんなが幸せになる好循環が、加賀れんこんを核として生まれることを目標に、今日も笑顔でお客さんを迎える瀬戸さん夫妻である。

販売価格

 四合瓶 3,000円(税別)、1升瓶6,000円(税別)

伸栄館 瀬戸代表 伸栄館外観
     瀬戸 伸夫 代表            伸栄館 外観

会社概要

 ・商 号 (有)伸栄館
 ・住 所 金沢市福久町へ28-1
 ・TEL 076-258-5577