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開催日 | 2024年2月7日 |
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開催時間 | 10時00分から16時15分 |
開催場所 | オンライン開催(Zoom) |
主催者 | 株式会社三重ティーエルオー |
料金 | 有料
三重TLO会員 27,500円、三重TLO会員以外 33,000円(1名様、消費税込み) ※お振込み手数料は、各自ご負担くださいますようお願いいたします。 |
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飯田 和生 先生(三重大学 名誉教授)
1980年三重大学大学院工学研究科電気工学専攻修士課程修了、三重大学工学部助手、1988年工学博士(名古屋大学)、1994年助教授、2006年教授、2021年退職、この間、高分子電気絶縁材料の電気特性に関する研究に従事する。
2016年(株)三重ティーエルオー社長就任、2023年6月社長を退任し、社外取締役となり現在に至る。
絶縁材料に加わる電圧が高くなると低い電圧では起きない部分放電など高電圧特有の現象が起き、絶縁特性が劣化、ついには破壊に至ることがあります。
本セミナーでは絶縁材料として広く用いられています高分子材料の誘電・絶縁特性の基礎について説明するとともに、高分子絶縁材料の絶縁破壊がどの様な過程を経て生じるかについて説明しつつ、絶縁破壊のメカニズムについて説明するとともに、電力、高電圧機器、EV/HEVなどで用いられている高分子について解説します。
基礎的な物理現象から話を始めて、高電圧印加の際にほとんどの寿命を決める要素である部分放電、トリーがどの様な影響を及ぼすか、それらの評価方法などを理解するとともに、絶縁特性の劣化を経て破壊にいたる場合にどの様な要因が影響を及ぼすか、複合体において劣化に伴う破壊に及ぼすフィラーの効果について説明しつつ、それらにフィラーがどの様に絶縁破壊にいたる過程に影響を及ぼすかを理解できる様説明します。
皆様方の積極的なご参加をお待ちいたします。
1. はじめに - 基本的な物理現象についての理解の大切さ
1-1. 気体の絶縁破壊理論は固体を考える時にも大切
1-2. 液体・固体中への電荷の供給
1-3. 絶縁での弱点
2. 高分子材料の誘電特性
2-1. 誘電率及び誘電損率の周波数特性
2-2. 電子分極と原子分極
2-3. 配向分極
2-4. 緩和時間の分布
2-5. 高分子の分子構造と誘電特性
2-6. 複合体の誘電特性
3. 高分子絶縁材料の電気伝導特性
3-1. イオン伝導
3-2. 電子性伝導
4. 高分子絶縁材料の短時間破壊のメカニズム
4-1. 高分子の絶縁破壊
4-2. 電子的破壊
4-3. 熱破壊
4-4. 機械的破壊
5. 高い電圧を用いるところでの高分子材料
5-1. 電力ケーブル
5-2. 電力機器
5-3. EV/HEV
(1)EV/HEV での電圧波形
(2)耐インバーターサージ性エナメル線
(3)高PDIV化のための低誘電率エナメル電線
6.高分子絶縁材料の長時間破壊とフィラーの効果
6-1. 高分子材料の劣化現象
6-2. 部分放電とトリー
6-3. 部分放電特性の評価
6-4. V-t特性
6-5. フィラーの効果
6-6. フィラー/高分子界面の影響
6-7. フィラーによるトリー劣化抑制
7.まとめ、質疑応答
添付パンフレットに必要事項をご記入の上、FAXで申し込みいただくか、弊社ホームページよりお申し込み下さい。
機関・企業名 | 株式会社三重ティーエルオー |
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部署 | 企業研修・セミナー 担当
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担当 | |
郵便番号 | 514-8507 |
住所 | 三重県津市栗真町屋町1577 三重大学内 |
TEL | 059-231-9822 |
FAX | 059-231-9829 |
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