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【巻頭特集】伸びゆく海外市場へ針路を取れ! ~(株)アイ・ツー、(株)エムズ・クリエイティブ、ディー・リンク(株)

印刷ページ表示 更新日:2012年1月16日更新

巻頭特集

民主導で海外との取引拡大へ、県内企業がアライアンス

(株)アイ・ツー 金沢市  
(株)エムズ・クリエイティブ 小松市   
ディー・リンク(株) 金沢市  

大邱との交流を機に海外展開を強く意識

吉田社長(左端)、松崎社長(左から2人目)、荒井社長(右から2人目) 大邱との交流を糸口に海外展開を図る企業はイノセンスだけではない。その一つ、アイ・ツーではISICOの交流事業をきっかけに、約7年前から大邱にあるITベンチャー企業Cnsoft社と業務提携。インターネットを介して遠隔地のパソコンを操作するソフト
「リモートPC ミスターオン」など、さまざまな製品を共同開発している。「もはや東京を経由して、日本全国へ展開するという時代ではない」。同社の松崎秀規社長はそう語り、「これからは地方の企業と海外市場がダイレクトにつながる時代になる」と断言する。
 エムズ・クリエイティブの吉田雅博社長も、大邱との交流を契機に、あらためて海外展開の重要性を認識した一人だ。同社では平成20年にオフショア開発の拠点として中国・大連市に現地法人・大連エムズソフトウェアを設立。ここでは、同社の自社製品である勤怠管理システムを開発しており、今後は海外でのシステム販売に期待をかける。このほか、加賀温泉の宿泊施設や観光情報などを紹介するiPhone向けアプリ「Onsen JPN」が日本国内よりも韓国で数多くダウンロードされていることから、今後は国内外でのスマートフォン向けアプリの開発、販売に本腰を入れる考えだ。
 また、大邱での商談会に参加したディー・リンクの荒井芳仁社長も、臨場感あふれる立体的な空間を表現できる「全景映像技術」を用い、ウェブページを大量制作するクラウドシステムで海外市場への参入を準備中だ。

今年中に県内でIT企業交流会

 大邱とのビジネス交流を通して親交を深めた3社の社長が、海外展開と同様に思いを強くしたのがIT企業同士の連携だ。松崎社長は「一口にIT企業といっても、技術分野が幅広いため、何でも1社でこなせる企業はない」とした上で、「得意とする技術が違う県内外のIT企業が連携して海外企業との商談に臨めば、さらに商機が広がる」と力を込める。
 そうした思いを具現化しようと考えた3人は、昨年から、北九州のIT企業など約20社で組織され、韓国の(財)釜山情報産業振興院との連携で成果を上げる北九州国際IT ビジネス推進会(KLIC)との交流をスタート。昨年9月には、釜山と北九州でそれぞれ開かれた商談会に参加したほか、11月には(社)沖縄県情報産業協会も加わって沖縄で開催された交流会(沖縄ラウンド)にも臨んだ。
 こうした取り組みをさらに発展させるため、今後は3社を中心に、グローバル化に意欲的な複数の県内IT企業がアライアンスする組織を発足させる計画である。この組織では、勉強会や海外調査のほか、主に東アジア、東南アジアのIT企業や経済団体などと商談会を催す予定。今年中にはKLICや沖縄県情報産業協会、釜山情報産業振興院などを招いて、石川県内でIT企業交流会を開催するプランを温めており、将来的には、県内企業が開発した製品の海外での販売、あるいは海外製品の日本語化と日本国内での販売、県内と海外の企業による共同開発といった成果を見込む。
 1社対1社の提携からグループ対グループの連携へ。民間企業が主導する新たなビジネス交流に期待が高まる。

企業情報

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創業・設立 創業
事業内容 -

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備考 情報誌「ISICO」vol.56より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.56


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