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大都市圏での販売力強化へ栄養満点の新製品でリベンジ

印刷ページ表示 更新日:2012年1月16日更新

巻頭特集 地域資源を活用して石川生まれのヒット商品に挑戦!
国の認定受けて8社が始動

新製品に使われている高品質の原材料はすべて石川県産 写真 烏骨鶏では、烏骨鶏発芽玄米がゆを新たに開発し、今年1月から、金沢に4店舗、東京に2店舗、北海道と仙台にそれぞれ1店舗ずつある直営店の「金澤烏鶏庵」と自社WEB上で販売をスタートした。
 烏骨鶏発芽玄米がゆは、自社で飼育する烏骨鶏から抽出したエキスと卵に加え、能登海洋深層水で発芽させた輪島産コシヒカリの玄米を原材料に使用している。烏骨鶏卵にはビタミンAをはじめ、認知症の予防効果を持つと言われているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれている。また、発芽玄米は血圧上昇の抑制、精神の安定、抗がん作用があるとされるギャバのほか、ビタミンやミネラル、食物繊維など、特に高齢者が発症しやすい病気に有効な成分が豊富だ。さらに、能登海洋深層水を利用したことで、井戸水で発芽させた場合の約3倍のギャバと、約5倍のナトリウムの生成に成功した。
 同社では、カステラやプリンなどの菓子類と栄養ドリンクなどのサプリメント類合わせて40種類以上をこれまでに開発、販売してきた。おかゆについては、低カロリーで原材料の栄養素を効率的に吸収できることから3年前に1度、商品化している。ところが、今ほど烏骨鶏の知名度がなかったこともあって売り上げは伸びず、やむなく生産を中止した経緯がある。そんな折、地域産業資源活用事業を知り、おかゆの再商品化を決意。前回開発した製品よりも、さらに付加価値を付けるため、河内社長 写真ISICOの紹介で、能登海洋深層水によって玄米を発芽させる技術を確立していた能登農水産企画開発有限責任事業組合の支援を受け、新製品を完成させた。
 今回の事業では、自社の菓子部門と比較し、販売力の劣る健康志向食品部門の強化を狙い、認定によって交付される補助金はイベントへの出展など、商品PRに役立てていく。河内隆徳社長は「企業単独の広報戦略には限界がある。認定を機に、行政から展示会の情報を提供してもらい、大都市圏における販路開拓の糸口にしていきたい」と期待感を示した。現在、新製品は大手百貨店での販売を検討中で、今後は高級スーパーの店頭販売やギフトとしての商品展開も視野に入れている。

企業情報

企業名 株式会社 烏骨鶏
創業・設立 設立 平成16年5月
事業内容 烏骨鶏を活用した商品の開発、販売

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備考 情報誌「ISICO」Vol.38より抜粋
添付ファイル
掲載号 Vol.38


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