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地域の健康ステーションとして、ドラッグストアの進化を目指す

印刷ページ表示 更新日:2012年1月16日更新

”新発想”集客効果アリ

繁盛店には、独自のノウハウがある。
集客の仕組み、あるいは仕入れから商品の陳列、サービスの充実といった店づくりの工夫などを大解剖します。

半歩先行く変化が成長のかぎ

1,400平方メートル前後という大型店舗の数が増加している 写真 北陸3県および新潟県でドラッグストアを展開するクスリのアオキ。店舗数94(今年9月末現在)、売上高332億円(今年5月期)という数字はいずれも上昇カーブの真っ只中にあり、今年2月には東証2部上場を果たした。
 競争の激しいドラッグストア業界にありながら、順調に業績を伸ばしている要因について青木保外志社長は、「消費者の生活や嗜好、法律など、環境 の変化を察知して他社より半歩でも先に進むことができれば、セルフメディケーションの窓口としての店舗づくりを進める青木社長 写真顧客は満足し、アオキを利用してくれる」と話す。
 約20年前、商店街やショッピングセンターの中に構えていた小さな薬局から、駐車場を持った郊外型大型店へと転換を図ったことは、まさにモータリゼーションという時代の変化に対応した結果と言える。医薬品のほかにも、化粧品や日用品、食品などを幅広くそろえ、しかもディスカウント価格で提供するというアオキのスタイルは利便性が高く、消費者の心をがっちりつかんだ。
 3年前に酒類販売への参入が原則自由化されたときには、品ぞろえを一層充実させようと、すぐさま酒販免許の申請に動いた。

調剤薬局併設店が増加 専門性を強化

医薬品のほかにも、化粧品や日用品、食品などが幅広くそろう 写真 業績が順調に推移する一方で、青木社長は「もはや品ぞろえや価格だけで勝負できる時代ではない。このままでは10年後は難しい」と危機感を募らせている。そのため、現在、健康をテーマにより専門性を発揮し、地域の中で信頼される店舗づくりを展開している。
気軽に健康チェックができるよう店内には各種機器が設置されている 写真 その背景にあるのが、高齢化の進展である。増加し続ける医療費を抑制しようと、国は市販薬で自ら病気を治療するセルフメディケーションの重要性を呼びかけている。その窓口としてドラッグストアを活用してもらおうというのが同社の狙いだ。
 このため、アオキでは調剤薬局併設型の店舗を増加させている。現在32店舗(今年9月末現在)で薬剤師が常駐し、処方せんに沿った調剤業務のほか、来店者からの健康や薬についての相談に応じている。
 また、同社では新しい店舗から順次、血圧計や体脂肪計、骨密度測定器を設置し 、気軽に健康チェックができる。
店舗内に設けられている調剤薬局が医薬分業の一翼を担う 写真 さらに、栄養士による育児相談や栄養・食事相談を定期的に開催。小売りのほか、専門的な情報提供やサービスなど、店舗の機能を強化することで、今後も地域の健康ステーションとして存在感を発揮していく。

企業情報

企業名 株式会社 クスリのアオキ
創業・設立 設立 昭和60年1月
事業内容 医薬品・化粧品・日用雑貨などの小売、調剤業務

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備考 情報誌「ISICO」vol.30より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.30


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