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大型観光バス部品の受注増で工場を増設

印刷ページ表示 更新日:2012年1月16日更新

いしかわ発!熱血企業 企業の成長戦略を探る

石川県には、キラリと光る技術を持つ企業がたくさんあります。
そういった技術力を認められ、県外企業からも幅広く受注にせいこうしているものづくり企業の成長戦略を紹介します。

バス部品用の自動溶接ロボット。バス部品は現在、同社の売上げの約30%を占める 写真

 これまで建設機械の薄物板金部品、自動車の組立装置及び治具、検査治具などを主に手がけてきた北日本テクノスは、昨年夏以降、バス車体製造最大手のジェイ・バス(株)(小松市)からの受注を順調に伸ばしている。
 同社が請け負っているのはバスの骨格部品で、売り上げの約30%を占めるまでになり、早くも事業の柱となっている。
 今年7月には、工場の敷地を約1,000平方メートル広げて、2階建ての工場を増設し、生産体制を強化した。
 同社は、CAD/CAMによるプレス金型の設計から板金溶接、機械加工、組立までの一貫生産が強みで、その技術力は高く評価されている。
 長年、ホンダ車の試作、開発に携わってきたが、コンピュータによるシミュレーション技術の進歩とともに試作が減少。新たなビジネスチャンスを模索していたところに、小松に拠点を移した後、地元で生産ネットワークの構築に取り組んでいたジェイ・バスからのオファーが舞い込んだ。
 大型観光バスともなれば、その骨格部品は長さ3mにもなる。「これを人の手で溶接したのでは、必ずひずみが出る」と判断した田中稔社長は、ロボットでの自動溶接システムを提案。これが抜群の精度を誇って、両社の信頼関係を強固なものとした。
 今後は、自社の生産能力を生かしたバス部品の受注拡大を図るとともに、建設機械分野にも注力し、より一層の業容拡大を目指していく。

企業情報

企業名 株式会社 北日本テクノス
創業・設立 設立 昭和49年9月
事業内容 建設機械・バス部品などの薄物板金加工、自動車部品組立装置及び治具、検査治具の製造

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備考 情報誌「ISICO」vol.30より抜粋
添付ファイル
掲載号 vol.30


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