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県内企業が開発した新商品のPRや販路拡大、改良に成果

印刷用ページを表示する更新日:2018年10月19日更新

「かがやき屋本店」が9月末で閉店

「かがやき屋本店」の店内の様子

「石川のこだわりショップ かがやき屋本店」はISICOが香林坊大和(金沢市)の地下1階食品売り場で運営してきた県内企業のためのアンテナショップです。2015年3月のオープン以降、多くのお客様に利用していただき、出品する県内企業からも好評をいただいていましたが、事業期間の終了に伴い9月30日に閉店しました。ここではかがやき屋本店の3年半の成果を振り返ります。​​​

936アイテムを販売 約14万人が来店

チャレンジコーナーでの試食販売の様子 かがやき屋本店では約40平方メートルの売り場で、県内企業が活性化ファンドの助成金を使って開発した商品や石川ブランドの認定製品などを陳列、販売しました。菓子や加工食品、飲料などを中心に、扱った商品の種類は936アイテムに上ります。
 運営にあたっては、ISICOのスタッフが視覚に訴えかけるようなディスプレーで商品を演出したり、季節や行事に合わせた企画を催したりと商品の魅力を消費者に発信するため工夫を重ねてきました。
 中心市街地に立地し、集客力のある百貨店に設置したこともあり、営業期間中には累計でおよそ14万人が来店。売り上げもオープン以降、右肩上がりで増え、9月21日から30日まで開催した「感謝セール」も大勢のお客様でにぎわいました。

オリジナルの詰め合わせ ギフト用に人気

 ISICOがかがやき屋本店をオープンした目的の一つは県内企業が開発した新商品をPRし、販促につなげることでした。活性化ファンドなどを利用して商品開発に取り組む中小企業が実店舗を持っていないケースもあるため、ここでしか手に入らない商品もたくさんありました。ちなみに人気が高かったのは(株)真田製あん(金沢市)の「金澤あんスプレッド」、近岡屋醤油(株)(宝達志水町)の「ヤマチ醤油柚子ポン酢」、キャラバンサライ(株)(金沢市)の「加賀の紅茶ブランデーケーキ」といった商品でした。
 地元客の中には商品を気に入って何度も足を運んでくれる人も多く、自宅用はもちろん、贈り物や引出物など、幅広い用途で利用されました。中元や歳暮の時期にはセット商品の販売も好調で、異なる企業の商品を複数組み合わせたかがやき屋本店オリジナルの詰め合わせも人気を集めました。

対面販売で商品を詳しく説明

 かがやき屋本店の目玉と言えるのが、目にとまりやすい通路に面した場所に設けた「チャレンジコーナー」です。ここは出品企業の社員らが販売員、説明員となって試食販売や実演販売を行うスペースで、オープン以降、延べ55の企業・団体が利用しました。お客様と直接言葉を交わし、商品の特徴について詳しく説明できると好評で、2度、3度と利用する企業・団体もあったほか、味や容量、パッケージなどについての感想を聞き、商品の改良につなげた事例も少なくありません。
 かがやき屋本店での販売にとどまらず、ISICOの販路開拓アドバイザーが出品企業と首都圏・関西圏の百貨店や商社のバイヤーとマッチングし、販路が県外にまで広がった商品もありました。また、出品をきっかけにISICOが主催する商談会やイベントに参加し、新規取引先の獲得につなげた企業もありました。
 「県内企業が開発したこだわり商品の販路拡大に一定の役割を果たすことができた。私たちとしても消費者のニーズを肌で感じる貴重な機会となった」。そう振り返るのは、かがやき屋本店の運営担当者です。かがやき屋本店は閉店しましたが、ISICOは引き続き県内企業の販路開拓を支援していきますので、お気軽にご相談ください。

かがやき屋本店で商品を販売した2社にお話を伺いました。

出品企業から一言

近岡屋醤油(株) 代表取締役 近岡志緒美さんと近岡由紀さんの写真近岡屋醤油(株) [宝達志水町]
代表取締役 近岡志緒美さん(左)/近岡由紀さん(右)

柚子ポン酢の写真 かがやき屋本店では杉樽木桶で2年間、じっくりともろみを熟成させて作った「杉樽醤油」やこれをベースにした「柚子ポン酢」などを販売しました。地域を代表する百貨店で販売できて誇らしく思いましたし、商品の知名度や信頼感もアップしたと感じます。お中元やお歳暮、結婚式や法事の引き出物としてセット商品の大口取引にもつながりました。
 チャレンジコーナーでの店頭販売にも何度か取り組みました。普段は豆腐につけて試食してもらうのですが、隣の福寿園さんの提案で出がらしの茶葉に柚子ポン酢をかけて提供したこともありました。店頭販売は販促はもちろん、消費者の声を直接聞く貴重な機会となり、その声を取り入れて小容量のお試しサイズをラインアップに加えました。
 かがやき屋本店が閉店するのは寂しいですが、新たな商品開発や販路開拓に向け、ISICOさんにはこれからも気軽に相談したいと思っています。

出品企業から一言

ベリースマイル 代表 駒寄美和子さんの写真ベリースマイル[能登町]
代表 駒寄美和子さん

 ベリースマイルは能登町のブルーベリー農家6軒で作るグループで、加工品の開発、販売を手がけています。看板商品は活性化ファンドの助成金を活用し、日本で初めて開発した「発酵ブルーベリー」の果実とソースです。芳醇な香りとジューシーな食感が自慢で、これをベースに、ISICOさんから紹介を受けた菓子店などに協力してもらい、アイスクリームやチーズマンジュ、どら焼き、パンなども商品化しました。
発酵ブルーベリーの写真 こうした商品を販売するにあたって、販路を持っていない私たちの助けとなったのがかがやき屋本店でした。販売ノウハウも皆無でしたが、ISICOさんが値札やポップの作成、レジ業務や包装をやってくれるので、私たちはお客様への説明に専念できるのがありがたかったですね。出品をきっかけにホテルや百貨店などとの商談会にも参加し、ANAクラウンプラザホテル金沢や金沢国際ホテル、高島屋との取引につながったことも大きな成果でした。

VOICE

かがやき屋本店の運営にご協力いただいた大和のフロア責任者にお話を伺いました。

(株)大和 香林坊店 営業第一部長 近藤寛純さんの写真(株)大和 香林坊店
営業第一部長 近藤寛純さん

 地方のデパートと中小企業の支援機関が連携する例は全国にあります。しかし、その多くは売り場の一角に商品を並べるだけにとどまっていて、かがやき屋本店のように販売スタッフが常駐し、週替わりで試食販売コーナーを企画し、県内各地の生産者自らが対面販売する取り組みは極めて珍しいと思います。
 かがやき屋本店では百貨店では普段扱わない“ 地元の隠れたいいもの” を販売しており、これらを目当てに毎日大勢のお客様が来店されました。また、能登や加賀まで足を延ばさないと手に入らない商品がアクセスのいい街中で買えるとあって観光客からも好評でした。
 香林坊大和には県内はもちろん、週末には富山や福井、長野、岐阜と広域からお客様が来店されます。かがやき屋本店に出品された皆さんにとっては、販売促進や認知度アップはもちろん、いろいろな地域の方の意見を聞き、マーケティングに生かす貴重な機会となったのではないでしょうか。対面販売で、皆さんが一生懸命にお客様に商品の特徴を説明したり、試食を勧めたりする様子は、大和のスタッフにもいい刺激になったと思います。
 閉店はとても残念なのですが、ISICOさんとはまた違ったかたちで連携できることを期待しています。

企業情報

企業名 公益財団法人 石川県産業創出支援機構
創業・設立 設立 1999年4月1日
事業内容 新産業創出のための総合的支援、産学・産業間のコーディネート機関

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関連情報

関連URL 情報誌ISICO vol.102
備考 情報誌「ISICO」vol.102より抜粋
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掲載号 vol.102