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北陸財務局が6月に発表した「北陸3県の法人企業景気予測調査」によれば、企業の景況は上向き、設備投資への意欲が高まる一方、人手不足の傾向がますます強まっている。企業の成長の源泉は人材であり、その採用や定着は企業の浮沈をかけた大きな問題だ。人材の採用や定着を強化するにはどのような手立てが有効なのか。今回の特集では、ハローワークの求人票を改善して専門人材の採用に成功した事例と、自由度が高く、コミュニケーションの取りやすい職場環境づくりを進めた事例を通して、その手掛かりを紹介したい。
ISICO人材アドバイザー
矢部 敏明
高齢化と人口減少が続く日本では、人手不足は避けられないと考えられています。しかし、だからといって採用できないと決めつけるのは早計です。意識を変えて取り組めば、採用は可能です。
今回紹介した2社の事例には、共通点があります。それは、職場のコミュニケーションの総量を増やすことです。例えば、転職希望者が真っ先に訪れるハローワークを活用する際は採用ターゲットを明確にし、求人票に求職者が入社した場合のメリットを意識して情報を盛り込むことがポイントです。こうした情報は現場に尋ねるのが一番です。また、寿商会ではコミュニケーションが若手の定着につながっているとの話がありました。ITを活用した仕組みづくりも有効でしょう。
社員とのコミュニケーションが増えれば、その人脈を活用して友人・知人、家族・親戚などを紹介してもらう「リファラル採用」につなげることもできます。
採用担当者の役割は会社の存続を左右するくらい重要です。お困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。
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ISICO総務企画部企画広報課
TEL.076-267-1239 E-mail. jinzai@isico.or.jp
企業名 | 公益財団法人 石川県産業創出支援機構 |
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創業・設立 | 設立 1999年4月1日 |
事業内容 | 新産業創出のための総合的支援、産学・産業間のコーディネート機関 |
関連URL | 情報誌ISICO vol.129 |
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備考 | 情報誌「ISICO」vol.129より抜粋 |
添付ファイル | |
掲載号 | vol.129 |