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大好きなサッカーを通じて人づくり、食づくり、まちづくりに貢献ーRiopedraGroup株式会社

印刷用ページを表示する更新日:2018年11月8日更新

RiopedraGroup株式会社

アウパ タイトルバナー

加賀市で生まれ育ち、サッカーが大好きな少年が、プロのサッカー選手になることを目指し単身ブラジルに渡り研鑽を積むも、帰国後に選手生命に関わる怪我のため自らの夢への道を断たれる。その夢を地元の子供たちに託すべく、少年サッカーチームの指導者の道へ。健全な心とからだを育成するには、安心安全な食が不可欠と農業分野にも進出するなど、スポーツクラブの新たな方向性を打ち出し、キラリと光る事業展開に邁進するRiopedraGroup株式会社代表の八嶋昴旺輝(しょうき)さんにお話を伺うため、加賀市のクラブを訪ねた。

怪我が転機で選手から指導者の道へ

八嶋 昴旺輝様小学校5年からサッカーをはじめ、マンガ「キャプテン翼」に憧れ、中学、高校とサッカー漬けの日々を送り、プロのサッカー選手になることをめざしていた八嶋さんは、さらなる研鑽を積むべく、親のサポートを受けて単身ブラジル(アメリカFC)に修業の旅に出る。2年間の滞在を経て帰国し、新潟に拠点を置く。プロ選手を目指して練習する日々を送っていた20歳の時に交通事故に遭い、膝を怪我しプロへの夢を断念。自分が実現できなかった夢を地元の少年サッカーチームを指導することで、プロ選手を育てたいと考え、ボランティアで小学生のサッカーチームの指導を始める。気が付くと指導者の仕事が楽しく、のめり込んでいく。そんな折り、子供からお年寄りまでこぞって応援に来てスタジアムが満員になる人気チームアルビレックス新潟というJリーグのクラブがあることを知り、人気の秘密を学び指導者としての研鑽を積むべく、アルビレックス新潟の他、各地域の少年団、クラブチームなどで経験を積む。

 

 

 

低年齢からの一貫した指導環境づくり

新潟で学びの日々を送っていた中、お盆休みに久しぶりに実家に帰省した際、自らが小学生の頃にサッカーをやっていた仲間や御世話になった人たちと話す機会があった。その中で、仕事の関係で常にサッカーの指導に専念できないことや、練習場の施設面でも満足できるところがないなど、ソフトとハード両面の課題を知る。それを知った時に新潟との大きなギャップを痛感し、いま自分が地元に帰って、サッカーが好きな子供たちを指導する重要性ならびに、練習環境を整えるために一肌脱がなければと決意する。ブラジルやヨーロッパと同様に低年齢からの一貫した指導体制、環境面の整備を自らの地元である加賀市で取り組むために地元に帰ることに。

NPO法人を設立し、本格スタート

子供たちにとって理想的なサッカークラブを作る活動をスタートさせるにあたり、NPO法人リオペードラ加賀を2005年に設立。当時は、練習する専用グラウンドがないため、小学校のグラウンドや体育館、加賀市の公共施設を点々としながらの活動。最初に開校したのはキッズスクールで、スクール生は30人。低年齢からの一貫した育成体制を整備したいとの熱い思いで日々取り組み、自らが卒園した保育園の園長の協力を得て、保育園を回ってサッカーに親しんでもらう取り組みを始める。初年度はなかなか賛同してくれる保育園が増えなかったが、翌年から少しずつその輪が広がっていき、今では加賀市内21園の保育園・幼稚園のサッカー巡回指導を行い、サッカーに親しんでもらう活動を行っている。


屋外コート 内観-1

八嶋さんの熱意が可能性の扉を開く

チームが本格的に活動するためには拠点となる施設が不可欠であることから、自らが考える50年計画のビジョンを明確にまとめたレポートを作成し、会計事務所に相談をもちかける。このビジョンを要約すると、50年後に日本がサッカーワールドカップで優勝するために、日本代表の優勝に貢献できるサッカー選手を輩出することを最終目標に設定。優勝するためには逆算していま何をしなければならないか、それを体系立てて数値化した行程表である。すると、会計事務所から銀行にその話しが伝わり、関心をもった支店長が地元の取引先の経営者に話しをもちかけてくれ、八嶋さんの情熱に惚れ込んだ御菓子城加賀藩が、自社の所有する遊休地を貸してくれることになり、国道に面した現在地に拠点となるクラブハウス「総合スポーツ施設アウパ加賀(現総合複合施設でぽるたーれKAGA)」が2010年7月に完成する。人工芝で練習できるグラウンドが整備され、マイクロバスでの送迎サービスも備えたことで、施設ができる前の350名の会員が、完成後の1年で500名にまで増える。新規加入者のほとんどが既存会員の口コミによるものだというから凄い。

屋内コート

サッカーを通じて人を育てる

好きなサッカーを続けたい、サッカーが好きな子供たちを育てたい、優秀な選手を輩出したい、ただその思いでまっすぐに突き進んで来た結果、会計事務所のサポートで銀行が動いてくれ、施設を建設する土地を貸してくれる会社に出会い、さまざまなハードルを乗り越えながら、自らの夢の実現に向け着実に歩を進めている。スタートから13年の年月が経過し、幼稚園からのキッズスクール、小学生からのジュニアスクール、中学生までのジュニアユースのほか、1~3歳児がお母さんと一緒にボールに親しむプログラムや、鉄棒や跳び箱、マット運動等の体育スクールやかけっこ、バク転などを集中して特訓する教室など、バラエティーに富んだプログラムが展開されている。「挨拶や整理整頓といった日々の教育面も含め、自主的に、主体的に動ける子供にサッカーを通じて育成することで、サッカー選手としてはもちろん、いろんな分野でリーダーとして頑張っていけると考えており、それがスポーツの魅力であり、そうしたリーダーを育てていくことに邁進しています」と力を込める。現在中学1年生のスクール生が小学6年の時に全国大会でベスト8に入ったとのことで、高校生になったスクール生OBの中には、JリーグやFリーグの下部組織に所属する選手もいて、将来のJリーガーやFリーガーの卵が育ち始めてきている。


サッカー指導 スクール

健全な心とからだの育成には安心安全な食が不可欠

優秀なサッカー選手を育成することに真摯に取り組めば取り組むほど、いろんな問題に直面している現実がある。それは、ある意味加賀市の課題でもある。例えば、健全なからだと心を育成するには、安全安心な食べ物が不可欠との考えで、行政が取り組む食育にも通じるものがある。そのため、自分たちで野菜を育て、世話をし、収穫し、それを調理して食べることを実践している。農業に取り組む以前から、スクール生にはコンビニへの立ち入りを禁止し、親御さんにも手作りの愛情料理を推奨してきている。それでもなかなか浸透させられていないことから、もっとこだわるために自ら農業法人を立ち上げて農業も手がけることに。伺ったのは秋口で、間もなくスクール生たちにさつまいもの収穫体験をさせるところとのこと。この農業への取り組みをスタートさせたことで、加賀市の農業従事者の高齢化が進展していること、耕作放棄地がかなりあることなどを知る。そこで、農業法人を立ち上げて本格的に農業に参入したわけだ。来春には、クラブハウス内を改装して自家栽培の野菜直売所を開設する予定で、スクール生の家に農家が多いことから、そうした農家の野菜などを仕入れて販売することも考えている。

人づくり、食づくり、まちづくりで社会に貢献

農業

スポーツ、農業法人と枝葉を広げてきて、次なる目標は本格的なサッカー場を加賀市に作ることを目指して活動中。加賀市には温泉もあり、観光地もあることから、そうした観光とも関連づけ、スポーツ体験やスポーツ合宿など、観光と絡めた提案をすることで、加賀市の新たな魅力発信の柱に育てたいと考え、行政に対してもアプローチしているところ。八嶋さんもそうだったように、加賀市で育った子供たちは高校を卒業すると、県外に進学または就職する傾向が顕著である。キッズスクール1期生の若者たちが大学を卒業し始めていることから、スクール生OBが地元に帰ってきて同社に入社し、地元の後輩をサッカー選手に育成する仕事に取り組むケースも考えられ、若者が地元に戻ってきて働く場所、受け皿としての役割も果たしたい考えだ。人づくり、食づくり、まちづくりで社会に貢献することを標榜して邁進している八嶋さんは、13年間の歩みを振り返って「真剣に取り組めば取り組むほど、加賀市のさまざまな課題に直面し、スポーツを通じて加賀市を盛り上げたいとの思いだけでなく、スポーツを通じて観光、農業、福祉の分野でも役に立てる取り組みを通じて、将来的にはワールドカップで日本が優勝するために貢献できるサッカー選手を輩出することに挑戦したい」と決意を新たにする。

 

店舗情報

外観

商号RiopedraGroup 株式会社
代表八嶋 昴旺輝
住所加賀市加茂町ハ421
TEL0761-75-7711
URLhttps://www.riopedragroup.com​