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明るくポップな店内で クラフトビール片手に気ままなひと時をーCraft Beer Dive Futa’s

印刷用ページを表示する更新日:2019年1月25日更新

Craft Beer Dive Futa's

タイトルバナー

北陸新幹線の開業効果が続き、観光客で賑わいをみせる金沢市内。市内の飲食店の新規開店数も増加傾向が続いている。そんな中、個性的な味を売りにするクラフトビールを扱う飲食店があちこちに誕生し、ビール党には嬉しい限り。そんなクラフトビールを提供する飲食店の店長を経て2016年に独立し、金沢市内の竪町商店街から一歩裏通りに入った里見町のマンション1階に「Craft Beer Dive Futa’s」をオープンした山下風太氏にお話を伺った。

父とお店の縁で飲食業界に

山下風太さんオーナーの山下風太さんは、個性的な作風で知られる九谷焼作家・山下一三氏の長男として生まれ、子供の頃から創作活動に勤しむ父の背中を見て育った。風太さんは外国語大学を卒業し、英語を活かせる仕事がしたいと考え、まず大阪で英会話学校の教師の仕事に就き、2年余り勤める。その後、金沢に戻り自分で起業することを試みるも思うようにいかず、職を探していた時に、たまたま父が常連客として通っていた広坂ハイボールでバーテンダーを募集していることを耳にし、26歳の時にこの世界に入る。入社して3年が経過した頃、同店のオーナーがクラフトビールの店「ジビルバ」を香林坊に出店することになり、その店長を任される。そこで働く間に自分の店を持ちたいという思いが次第に膨らみ始め、3年後の2016年6月に現在の店をオープンする。

 

 

 

父の作品が息子の店に個性をプラス

開業するにあたり、今までの店が中心部にあったことから、少し郊外で店をやりたいとあちこち探したが、なかなか見つからなかった。そんな時、現在の店の場所でフランス料理店をやっていたシェフが、年齢的な理由で閉店することをジビルバの常連で、その店でアルバイトしていた人から耳にする。早速、店を見に行き、ロケーションや初期投資費用などを熟慮し、親にも相談してこの店を借りることに。もともとはテーブル席だけだったが、クラフトビールの店は一人でふらっと立ち寄るお客さんが多いため気軽に入れるようカウンターを設置することをまず考える。明るい内装にすると同時に、壁面を黒板にして風太さんの手によるポップなイラストやメニューが書いたり消したりできるよう工夫してある。店名の看板にはじまり、ユニークな形のコート掛け、食器やお皿、箸置きなど、全て父の手作りの作品で、親子のあたたかさを感じる空気感が店内に溢れている。そもそもこの世界に入るきっかけを作ったのも父であり、実に個性的で魅力ある父の手による品々が風太さんの店に華を添えている。

常連客に支えられ

オープン当初は、前の店の常連客が御祝いの意味も込めて来店してくれ、今も時々顔を見せてくれるが、店の場所が変わると客層も次第に変化していき、静かな場所ということもあり、年齢層が高めのFuta’sの常連客が次第に増えてきている。昼の営業時間帯は、風太さん一人で仕込み作業の傍ら接客し、夜はアルバイト4人が交代でサポートしている。これまで勤務した広坂ハイボールもジビルバも、常連客に支えられて繁盛している店とあって、日々楽しく仕事をしながら、お客さんのもてなし方や気遣いを自然に身につけてきた。オープンからの2年余を振り返り、「最初は無我夢中でやっていましたが、おかげさまでこの2年で常連のお客様も増え、順調にやってくることができました」と安堵の表情に。


スモーク盛り合わせ 店内

ビールに合うつまみが人気

平日は午後3時に開店。昼の時間帯は平日が休みの常連客や観光で来沢した外国人がふらりと入ってくることもあるそうだ。午後7時~9時の間がいつも混み合う時間帯で、夕食時の来店と二次会利用の来店客で賑わう。平均客単価は3千円~4千円とのこと。メニューは30種類あまりあり、風太さんがこの世界に入ってから覚えたもの。時には定番メニューをアレンジして創作料理に挑戦することも・・・。人気メニューは、クラフトビールの店だけに、スモークを施したチーズやハムの盛り合わせ、自家製のポテトサラダ、餃子の順。店頭で販売するビールにロスが出るため、そのビールを活用して作るオリジナルカレーもなかなか好評で、休日はランチとして、夜はカレーだけをつまみにビールを飲むお客さんもいて、知る人ぞ知る人気メニュー。

メニュー

ビールは国内外から、季節も意識して揃える

クラフトビールは、基本的に風太さんが飲みたいものを揃えている。箕面ビール、京都醸造、城端麦酒などの国内メーカーはもちろん、レフトハンドブリューイング(アメリカ)、ミッケラー(デンマーク)など、国内外の麦酒を取り寄せ、常時6~7種類を提供している。中でも富山の城端麦酒が風太さんの好みとか。このラインアップはおよそ1週間のサイクルで入れ替わり、常にいろんなクラフトビールをお客さんが楽しめるよう配慮している。と同時に、季節に合わせて品揃えを変え、春先はすっきり系のビール、冬はアルコール度数高めのどっしりとしたビールにし、温度設定も微妙に変えているとのこと。ビールグラスは小と大があり、小は1杯800円~、大は1杯1200円~、クラフトビールだけに少し高価ではあるが、ビール好きにはそれは二の次かも。平日と土曜日は午後3時から、日祝日は正午から営業しているため、昼飲みも楽しめる貴重な店だ。


クラフトビールをグラスに注ぐ山下さん 食器他

 

石の上にも3年、次なる飛躍を期待

ボード

2018年6月には、開店2周年の記念イベントを開催し、100名あまりの常連客が入れ替わり訪れ、大いに盛り上がったようだ。「最初の1年は、まだまだこれじゃダメだなぁと感じていたのが正直なところで、2年目に入ってようやく落ち着いて商いができるようになり、あと半年で3年目を迎える今は毎日楽しくやらせてもらっています」と風太さん。今はSNSでお客さんが店の情報を発信してくれるため、特に宣伝をしなくても県外から出張で来沢したビール好きのサラリーマンや観光客が、この場所を探してわざわざ来店することも珍しくないそうだ。外国人観光客もネットでいろいろ調べてやってくるという。カウンター越しにいろんな人たちと様々な会話をしながら、ビールを注いで、おつまみを手早く作って提供することを日々楽しみながらやっていることが言葉の端々に自然と感じられる。好みのクラフトビールを片手に、オリジナルのつまみと風太さんのあたたかいもてなしと会話を楽しみながら、休日の昼間にまったりとした時間を過ごすのも、慌ただしい日々を送る現代人にとって新鮮なひとときになるに違いない。まだ若いオーナーの風太さんが、これからどんな事業展開をしていくのか、大いに期待したい。それでは、今宵もクラフトビアフウタズですてきなひと時を!!乾杯!!

 

店舗情報

外観

商号Craft Beer Dive Futa’s
代表山下風太
住所金沢市里見町44-1里見町タウンハイツ1階
TEL076-222-0593
営業月・水~土曜日 15時~23時(火曜日定休)
日・祝日    正午~23時